(2022.8.2 バチカン放送)
教皇フランシスコは2日、ボスニア・ヘルツェゴビナの巡礼地メジュゴリエで1日から始まった、若者たちの集い「メジュゴリエ・インターナショナル・ユース・フェスティバル2022」にメッセージをおくられた。
メッセージで、教皇はマタイ福音書のイエスの言葉、「疲れた者、重荷を負う者は、誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。私は柔和で謙遜な者だから、私の軛(くびき)を負い、私に学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。私の軛は負いやすく、私の荷は軽いからである」(11章28-30節)を観想するよう勧められた。
そして、「愛する友の皆さん、心を開きイエスのもとへ行き、イエスの軛を負い、イエスから学んでください。師のもとへ行き、弟子となり、平和の約束を受け継いでください。イエスの軛を負い、神の御旨を発見し、十字架と復活の神秘に参与してください」と呼びかけられた。
さらに、「イエスが言う軛とは、愛の掟です。それは、イエスが弟子たちに遺した『私があなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい』(ヨハネ福音書15章12節)という教えです。人類の傷に対する真の特効薬は、神の愛に根差した、兄弟愛に基づく生き方だからです」と説かれた。
そのうえで、「愛する皆さん、恐れることはありません。心に抱くすべてをもってイエスのもとに行きましょう。イエスこそ、真の復活、真の平和をもたらす唯一の主です。私たちの母、マリアの模範に従いましょう。聖母は皆さんをイエスのもとに導くでしょう」と述べた教皇は、若者たちを聖母に託して祈られた。
(編集「カトリック・あい」)