・11月21日「ミャンマーデー」を前に、東京教区とマンダレー教区長のメッセージ

2021年11月19日

(2021.11.19 カトリック・あい)

 カトリック東京教区では毎年11月の第3日曜日を「ミャンマーデー」と定めているが、今年は21日の「王であるキリスト」の祭日に当たる。その21日を前に、東京教区ミャンマー委員会担当司祭レオ・シューマカ神父のメッセージと、マンダレー教区のマルコ・ティン・ウィン大司教様から菊地大司教あてのメッセージは以下の通り。

*東京教区の2021年ミャンマーデー・メッセージ

 21日の日曜日は「王であるキリスト」の祭日であり、同時に、私たちの姉妹教会であるミャンマーの教会のために祈る日でもあります。キリストが私たちに与えたリーダーシップの模範は、すべての羊の世話をし、迷い出た羊を探し、危険から羊たちを守る羊飼いの姿です。

 イエスが示した統治の形は、ミャンマーの人々が経験している現実とは、あまりにもかけ離れています。軍政下にあって、社会福祉はほとんど機能していません。そのため、カトリック教会は今、病院や学校、検疫所、国内避難民のための緊急宿泊施設などを運営しています。これらの活動はすべてボランティアで行われています。その活動はミャンマーの人々にとって、まさに「善き羊飼い」です。

 夏の間に皆様からいただいた多額の寄付のおかげで、私たち東京教区はミャンマーの様々なボランティア活動を支援することができました。この日曜日に私たちの姉妹教会であるミャンマーの教会を想い、祈りと広い心を通じて、私たちの王であるキリストの祝福の下で奉仕しているミャンマーの「善き羊飼い」たちを支え続けましょう。

          レオ・シューマカ神父(東京教区ミャンマー委員会担当司祭

 

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*マルコ大司教からのメッセージ

 2021年11月18日 マンダレーにて 親愛なるタルチシオ菊地功大司教様

 「2021 東京大司教区ミャンマーデー」、そして「王であるキリスト」の祭日にあたり、皆様のために祈りをお献げいたします。

 「王であるキリスト」の日曜日によって典礼歴の一年が終わり、主のご降誕へと向かう祝福された待降節が始まろうとしている今、ゴルゴタの愛の王であるキリストが、神学校建設のために寄せてくださった皆様の寛大な助けに報いてくださいますように。

 皆様が私たちの苦境に祈りをもって寄り添ってくださっているように、私たちも熱烈な祈りと感謝をもってあなたに寄り添います。この待降節、そして来る2022年を通じて、平和の王である幼子イエスが、大司教様、司祭、修道者、そして信徒の皆様をお守りくださいますように!

 姉妹教会として、私たちは心から皆様に親しみを感じています。そして、姉妹教会の間にしか存在しない温かさに守られているとも感じています!

 あらためて感謝を申し上げます。王であるキリストの平和と祝福がありますように。主キリストによって。

マンダレー大司教 マルコ・ティン・ウィン

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2021年11月19日