・東京大司教区が、新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起中

(2020.2.10 カトリック・あい)

 カトリック東京教区では1月31日付けで、菊地大司教名で、教区の信徒に対して、以下のような新型コロナウイルス感染症に伴う注意喚起の文書を発出している。

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 この数週間、新型コロナウイルスによる感染症の発生が報じられ、国内でも数例の感染事例が公表されています。

 今般の新しい感染症について、不確かな情報に基づいていたずらに不安をあおるようなことは避けなければなりません。しかし、日本では毎年この時期に、インフルエンザ感染への注意喚起がなされることでもありますので、ある程度の常識的な感染予防措置をもって備えることは、不特定多数が定期的に集まる教会にあって、無駄ではありません。

 常識的な事もありますが、以下に記す諸事項にご留意くださるように、お願いいたします。皆様が、教会内外の兄弟姉妹の心身の健康に思いを馳せ、賢明な行動をとってくださることを期待しております。

1:一般的な衛生対策として、咳エチケットに配慮し、手洗いを心がけましょう。聖堂や信徒会館の入り口に、手指消毒用のアルコールを設置しましょう。

2:体調不良の場合は、無理をせずに、ミサの参加の自粛をお願いします。具体的には、咳、発熱、呼吸困難ですが、特に、咳や37.0℃以上の発熱などの風邪症状がある人は当面の間、ミサに来ることをお控え下さい。
なお2月2日から当面の間、風邪に類似した症状で体調が優れない場合は、主日のミサに与る義務を免除します。

3:2月2日から当面の間、聖堂入り口などに用意された聖水盤は、使用を控えます。

4:体調に不安がある場合、ミサ中にマスクを着用して構いません。また聖書朗読者や先唱者、侍者にあっても、同様にマスクを着用して構いません。

5:司祭や臨時の聖体奉仕者をはじめ、御聖体を手で拝領する方は、必ずミサ前に充分に手を洗ってください。

6:咳や熱がある場合、口(舌)での聖体拝領はご遠慮ください。

なお、今後の推移を見守りますが、行政から集会などの自粛要請があった場合は、それに従い、対応を定めてまいります。

信仰におけるいのちへの希望を掲げながら、愛といつくしみの心を持って、感染した方々の回復と事態の収拾を、わたしたちの母である聖母の取り次ぎのもと、父である神に祈りましょう。

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2020年2月10日