・新潟教区の成井・新司教が22日に叙階ー動画中継

(2020.9.22 カトリック・あい)

 教皇フランシスコから第8代新潟教区司教に任命された成井大介被選司教の叙階式が22日(秋分の日)午前10時から、新潟市のカトリック新潟教会で行われた。動画は以下でご覧になれる。

成井大介

マーク

【新潟司教 パウロ 成井 大介】

 1973年11月24日=愛知県岩倉市に生まれる 2001年 3月10日=司祭叙階 2020年 5月31日=新潟教区司教に任命 2020年 9月22日=司教叙階

【成井司教の紋章の説明】

 モットー 「いつも ふくいんを ともに」

 新潟教区の豊かな自然とそのいのちの恵みに謙虚にあずかりながら、イエスがもたらした良き知らせを多様な人々とともに喜びのうちに生き、分かち合い、広めていく。

 紋章の説明

– 「聖書」は福音(良き知らせ)を、「色のちがう手」は多様な人々(人種、世代、性別、立場など)が交わりのうちに福音を生き、伝えていく姿勢を示す。「背景の青」には聖母マリアに取りなしを願う思いが込められている。

– 「海と山」、「魚と稲穂」は新潟、山形、秋田3県の豊かな自然といのちの恵みを表す。「魚」はイエス・キリストのシンボルであり、「稲穂」は信仰の豊かな実りと謙虚な生き方を表す。

(2020.6.1 カトリック・あい)

 教皇フランシスコが5月31日、新潟教区司教に、神言修道会のパウロ成井大介師を任命された。新潟教区司教のポストは、2017年10月に、当時新潟教区司教だった菊地功師が東京大司教に任命され、同年12月16日に就任して以来、空白が続き、菊地大司教が新潟教区の管理者も兼務する、という変則的な状態が続いていた。2年半ぶりにそうした状態が解消することになる。

 日本の教区では、これまで東京大司教区の補佐司教、新潟司教が2年半もの間、空席を続け、福岡、仙台の両司教も、多くの国で見られるような「前任者の退任を受けた速やかな新司教任命」がされずにいる、という”異常”な状態になっていた。

 だが、日本など”宣教地”の司教の選任について、実質的に大きな権限を持つバチカン福音宣教省の長官にフィリピン出身で日本にも深い理解を持つアントニオ・タグレ師が昨年末に就任して以来、4月に一年間空席が続いていた福岡司教にクラレチアン宣教会のヨゼフ・アベイヤ師が任命され、さらに今回、二年半空席だった新潟司教に成井師が任命されたことで、こうした異常状態の解消に弾みがつくことが期待される。

 新潟教区の新司教となる成井師は1973年生まれの46歳、愛知県出身。現在、ローマの神言修道会総本部で正義と平和部門の責任者を務めている。1986年、神言会小神学校に入り、2000年、終生誓願。2001年、司祭叙階。2006年から2013年まで、カリタスジャパン秘書。東日本大震災被災地の復興支援活動に深く携わった。2013年より、神言修道会総本部の正義と平和・環境問題部門担当。2015年、同部門責任者。日本の司教で神言会出身は、菊地大司教に次いで二人目となる。

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2020年9月21日