・ミャンマー軍事クーデターから7か月、ボー枢機卿「『死と絶望』克服へ『愛』で武装しよう」と訴え

People in Yangon, Myanmar, protesting against the military coupPeople in Yangon, Myanmar, protesting against the military coup  (AFP or licensors)

(2021.8.30 Vatican News  Robin Gomes)

 また、7か月にわたって続いている「死と絶望」の状態は、「頭の法則」によってもたらされている、とし、「人間の体の場合、頭と心臓の間は、18インチしか離れていないが、人生の旅は、概念、法則、アイデアが詰まった『頭』から、愛に満ちた『心』への旅。『ファリサイ派の人々』から『イエスの弟子たち』へ、『力で抑圧する統治体制』から『神の王国』への旅、『不誠実』から『誠実』への旅」に努める必要があり、それには「思いやりのある心を、私たちの日常生活に取り込むことで、まず自分自身を立て直すこと」と説いた。

 そして、このような「心」を欠いた「私たちを支配している人々」が、国民に大きな苦しみをもたらしており、彼らは世界中から武器を購入して権力を強めようとしているが、「私たちは互いの『愛』で武装しましょう。真の正しさは、結局は『愛』によってもたらされるのです」と訴えた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」)

 

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2021年9月1日