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(2018.11.12 カトリック・あい)
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児童虐待、幼児虐待は年々激しさを増し、無責任な親たちが幼い子供たちを死に至らしめるケースも後を絶たない。厚生労働省のまとめによると、2017年度に全国の児童相談所での虐待の相談対応件数は前年度比1万1203件増の13万3778件と過去最悪を記録、統計を取り始めた1990年度から27年連続の増加となった。虐待によって子どもが死亡する事件が社会問題化し、通報が増加していることも影響しているとみられる。
そうした中で、特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワークが主催、内閣府、文部科学省、厚生労働省、東京都、一般社団法人日本子ども虐待防止学会、読売新聞社などが後援して、「 第16回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」が18日12時15分から、銀座ブロッサム・中央会館ホール(東京都中央区銀座2-15-6)で開かれる。(参加費無料、事前申込不要)
集会・行事は3部からなり、第1部では「虐待死を悼み、命を讃える」と題し、虐待死した子どもの名前を読み上げ、参加者全員で黙とうを捧げる。第2部は、講演で「走れ!相川健太-漫画『ちいさいひと青葉児童相談所物語』に込めた願い」、講師は小宮純一氏(ジャーナリスト、NPO法人埼玉子どもを虐待から守る会理事)。
この後、第3部として、子ども虐待防止を訴える「鎮魂の行進」を予定。会場の銀座ブロッサム(京橋公園付近)から、外堀通り(数寄屋橋交差点通過)、新橋手前を経て、日比谷公会堂に至るコースで、子ども虐待のない社会づくりをアピールする。
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なお、特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワークは、2011年6月に設立。「子ども虐待のない社会」の実現に向けて、子ども虐待の実情や原因、対応策、子どもに与える影響、社会的コストなどを社会全体に周知・啓発し、ソーシャル・アクションを通じて、子ども虐待をめぐる状況の改善をめざして活動し、社会全体が子ども虐待の重大さを理解し、子ども虐待の予防や対応、虐待された子どもへの支援などに関する施策がさらに充実し、子どもが健全に成長し、子どもの権利が守られる社会、親が安心して楽しく子育てできる社会が実現することを目指している。具体的には、広く一般市民を対象として、子ども虐待の防止、人権擁護及び子どもの健全育成のための啓発事業、子ども虐待防止法制度にかかる施策推進のための事業及び関係団体の活動にかかる連絡、助言及び援助に関する事業を進めており、今回の集会もその一環。ホームページはttp://www.orangeribbon.jp/zenkokunet/