(2022.8.8 カトリック・あい)
ミャンマーの人権団体、政治犯支援協会(AAPP)によると、昨年2月の軍事クーデターで政権を握った国軍による民主活動家や一般市民、少数民族などに対する弾圧は現在も続いている。
8月5日現在でAAPPが確認した数字では、この1年半に2158人が殺害されている。逮捕者は1万1925人に上り、うち1375人が有罪とされ刑務所に入れられ、77人が獄中で死亡。死刑判決を受けた人は119人でうち、うち42人は本人欠席のままの裁判で死刑を言い渡されている。実際にはこれらの数字を上回る人々が犠牲になっているとみられる。
ごく最近確認された犠牲者は、ミャンマーの最南部、少数民族のカレン族が多く住むタニンダーリ州ダウェイ郡の民間人ソー・ミン氏。8月4日夜に国軍に拘束され、翌5日早朝、同郡のザヤール村近くの幹線道路で遺体となって見つかった。こめかみに銃創があり、ほかにも銃撃された傷が残っていた。
Interactive sub-domain for AAPP data: https://coup.aappb.org/