7月の教皇と日本の教会の祈りの意向

教皇の祈りの意向: 社会における友情

*紛争や対立の社会的、経済的、政治的な場面で、勇気と情熱をもって対話と友情を築くことができますように。

 教皇フランシスコは、2021年7月の祈りの意向について、ビデオを通しメッセージをおくられた。(2021.6.30 バチカン放送)

 

  「友を見い出す者は、宝を見つける、と聖書は言います。自分の友だちのグループを超えて、社会的な友情を築くことを皆さんにお勧めしたいと思います。それはより良い共存 に大いに必要なものです。

  私たちは、特に最も貧しい人たち、弱い立場の人々と新たに出会う必要があります。これらの人々は片隅に生きる人たちです。また、人々の苦しみを利用し、解決を与えることなく、何ももたらさない漠然とした考えだけを唱えるポピュリズムから距離を置かねばなりません。 破壊をもたらすだけの社会的対立から逃れ、「分極化」から抜け出さねばなりません。

これらはいつでも容易というわけではありません。特に今日、政治や社会やメディアの一部があえて敵を作り出すことで、権力ゲームの中で相手を蹴落とそうとしています。 対話は、新しい見方で現実を見つめるための、また共通善の構築における挑戦を情熱的に生きるための歩みです。

祈りましょう。紛争や対立の社会的、経済的、政治的な場面で、勇気と情熱をもって対話と友情を築くことができますように。いつも助けの手を差し伸べる者となることで、対立や争いの余地をなくすことができますように」

 

 

日本の教会の意向: オリンピック・パラリンピック

*オリンピック・パラリンピックが、文化や国籍などの違いを超え、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって互いに理解し合う、平和の祭典となりますように。

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2021年6月30日