・2月の教皇と日本の教会の祈りの意向

【2月】

教皇の祈りの意向【暴力の被害者である女性たちのために】

「暴力の犠牲となったすべての女性が社会によって守られ、その苦しみについての理解が深まりますように」

(2021.2.1 バチカン放送)教皇フランシスコは、2021年2月の祈りの意向について、ビデオメッセージをおくられた。内容は以下の通り(2021.2.1バチカン放送)
 今日も暴力を受けているのは女性たちです。それは、心理的暴力、言葉による暴力、身体的暴力、性的暴力です。打たれ、侮辱され、暴行を受けた女性たちの数は、驚くべきものです。
 多くの女性たちが受けている様々な虐待は、卑劣な行為であり、全人類の堕落です。それはすべての人、全人類に言えることです。沈黙を破る勇気を持った被害者たちの証言は、無視することのできない、助けを求める叫びです。私たちは見て見ぬふりをすることはできません。
 祈りましょう。暴力の犠牲となったすべての女性が社会によって守られ、その苦しみについての理解が深まりますように。

*(「カトリック・あい」)国連経済社会局が昨年10月発表した「World’s Women 2020」によると、現在のコロナ禍で、女性が夫や父親、同棲者などから暴力をうけるケースが増えている。被害経験者は世界中の女性の約3分の1に及んでおり、その18パーセントが過去一年間に被害を受けている。そして、世界で推定137人が”親密なパートナー”や家族によって殺害されている。家庭内暴力から女性たちを守る法律が制定されているのは世界で153カ国だけで、北アフリカ、西アジア、サハラ以南のアフリカでは、4割前後が未整備だ。

 

日本の教会の祈りの意向【子どもや女性の保護】

「子どもや女性の権利を擁護し、特に性虐待被害者の尊厳を回復する社会を築くことができますように」

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2021年1月30日