改・2021年のキリスト教一致祈祷週間、18日から-オンラインで世界を結ぶ

Pope Francis and other religious leaders during an Ecumenical Prayer for Peace event in BariPope Francis and other religious leaders during an Ecumenical Prayer for Peace event in Bari  (AFP or licensors)

(2021.1.15  Vatican News staff writer)

  2021年キリスト教一致祈祷週間が、18日から25日にかけて、  世界中のキリスト教各派の信徒が参加して行われる。

 今年のテーマは「私の愛にとどまりなさい。そうすれば、あなたがたは豊かに実を結ぶ」(ヨハネ福音書15章5-9節参照)。教会、私たち人間家族、そしてすべて神によって作られた存在が和解し、一致するように祈り、働くキリスト教共同体の使命を表現している。

 今週間では、教皇フランシスコが、締めくくりの日となる25日に、キリスト教各派の指導者と共にBasilica di San Paolo fuori le mura(城壁外の聖パウロ大聖堂)で、夕の祈りを予定している。

  教皇はこの週間に先立つ17日の正午の祈りの中で、「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ福音書17章21節)というイエスの願いを実現するために、週間の間、皆で心を合わせて祈るよう勧められ、「一致は、常に対立に勝るものです」と強調された。

 教皇庁キリスト教一致推進評議会と共にこの週間を主宰する世界教会協議会(WCC)は「新型コロナウイルスの世界的大感染の最中での開催となりますが、オンラインで世界のキリスト教徒に参加してもらいたい」(ローン・サウカ事務局長代行)とし、特に最終日、25日の一致の祈り(現地時間午後2時・日本時間午後10時から)へのオンライン参加を世界に呼びかけている。

 週間のための国際的な資料は、さまざまな教派と国から集まったシスターによる修道共同体である「グランシャン共同体」(スイス)が準備し、キリスト教一致推進評議会のウェブサイト Pontifical Council for Promoting Christian Unity.から閲覧可能。オンラインでの祈りへの参加はWCCのホームページhttps://www.oikoumene.org/events/week-of-prayer-for-christian-unityなどを参照。

 日本でも、カトリック中央協議会と日本キリスト教協議会が共同で翻訳した資料を小冊子『キリスト教一致祈祷週間』として発行している。一致を求める個人の祈りや共同の祈りのために年間を通して用いることができるよう配慮しているという。希望者は、送付先の氏名・団体名・所在地・電話番号・FAX 番号・メールアドレス・希望部数を明記の上、PDFのFAX申込書で申し込む。小冊子およびポスターはともに無料だが、送料のみ受取人払い。カトリック中央協議会 エキュメニズム部門(〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-1 Tel 03-5632-4445 Fax 03-5632-4465)日本キリスト教協議会(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-24 Tel 03-6302-1919 Fax 03-6302-1920)

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年1月16日