・バチカン美術館とカステル・ガンドルフォ教皇離宮、6月1日から一般公開を再開

(2020.5.24 バチカン放送)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため一時休館していたバチカン美術館と、カステル・ガンドルフォ教皇離宮博物館が、6月1日から一般公開を再開することになった。

 約3ヵ月ぶりの再開にあたって、バチカン美術館は、安全と衛生上の必要に最大限に応えると共に、美術鑑賞の本質を失わないための配慮に取り組む。具体的には、衛生基準と”社会的距離”を厳格に守り、入場者全員の体温を測定したうえ、マスク着用者のみに入場を許可する。

 開館時間内は、バチカン市国の保健衛生局と共にイタリアの救急隊員が待機し、臨機応変に対応。見学に関する他の重要事項は、ウイルス感染の今後の状況に応じて、その都度、特別な計画に沿って設定される。

 また、バチカン美術館への入場には予約が必要で、公式サイトwww.museivaticani.vaで予約できる。この特別な期間中は、予約料4ユーロは課されない。

 また、開館時間も、月曜日から木曜日までは午前10時から午後8時(入館は午後6時まで、各展示セクションからの退出は午後7時30分から)、金曜日と土曜日は午前10時から午後10時(入館は午後8時まで、各展示セクションからの退出は午後9時30分から)となる。毎月最終日曜日の恒例の無料開館は、当面、休止される。

 バチカン美術館と共に、カステル・ガンドルフォの教皇離宮博物館も、6月6日から再公開される。教皇の夏の離宮とその素晴らしい庭園の見学時間は、新型コロナウイルスによる緊急事態の終了までは、土曜日と日曜日のみ、午前10時から午後6時まで(入場は午後5時まで)。入場者全員が、体温チェックを受け、マスク着用者のみ入場が許可される。見学希望者には、バチカン美術館の公式サイトを通しての予約が必要。

 なお、毎週土曜日にバチカン市国駅から出発するカステル・ガンドルフォ行きの特別列車は、当分の間、運休となる、

(編集「カトリック・あい」)

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2020年5月25日