教皇が聖マリア大聖堂で東方教会省創設100年記念のミサ

東方教会省創設100年を記念し、聖マリア大聖堂で教皇ミサ – AFP

(2017.10.12 バチカン放送)教皇フランシスコが12日、東方教会省創設100年を記念し、ローマ市内の聖マリア大聖堂でミサを捧げられた。

 教皇庁の東方教会省は、教皇ベネディクト15世が1917年5月に創設し、同年10月に教皇庁立東方研究所も作られていた。創設100年の機会に、教皇は10月12日午前、ローマ市内の同研究所を訪問し、近接する聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂)で東方教会省と東方研究所の創立100年を祝うミサを捧げられた。

 ミサ中の説教で、教皇は、100年前、ベネディクト15世が東方教会省と東方研究所を創設したのは、第一次世界大戦の最中だったことを思い起こされ、「今日も、局地・分散的とは言え、私たちは過去の大戦とは異なる世界的な大戦を体験しているとも言えます」として、迫害され、離散している東方教会のキリスト教信者たちの悲劇に目を向けられた。

 ただ、こうした中にあっても、「神は、苦しみ、虐げられ、『主よ、なぜですか?』と問う正しい者たちを心に留め、決して忘れることはありません」と強調し、「聖母マリアもまた、その人生の中で、いったい幾度「『なぜですか?』と問うことがあったでしょう。しかし、あらゆることを深く思いめぐらす聖母の心には、神の恵みが信仰と希望を輝かせていたのです」と語られた。

 さらに、「私たちが祈る時、そこには私たちに耳を傾けてくださる主への信頼と、扉を叩く信仰の勇気が必要です」とされ、「誰でも求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」(ルカ福音書11章10節)というイエスの言葉を示されたたうえで、「人は祈りと共に神の扉をたたき、恵みを乞い、父なる神はその願いに応えるだけでなく、それ以上の方―聖霊―を与えてくださいます」とし、「この勇気ある祈りが、皆の教会への奉仕を促し、培うことができますように」と、東方教会省ならび東方研究所の関係者を励まされた。

(お断り:「カトリック・あい」がバチカンの公式発表文をもとに若干の翻訳手直しをしました)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年10月13日