バチカンの司教省の初の女性役員に任命された3人。左から、ペトリーニ、ランゴア、ゼルビーノの3氏。
(2022.7.13 Vatican News Deborah Castellano Lubov)
教皇フランシスコは13日、バチカンの司教省の役員として、枢機卿、大司教と並んで、3名の女性を任命された。司教省は、全世界の司教となる人物を特定する重要な任務を負っており、その任務を担う役員に女性が選ばれるのは初めてだ。教皇が推進しておられる教会における女性の役割向上の一環だ。
女性初の役員に任命されたのは、バチカン市国行政庁のシスター・ラファエラ・ペトリーニ次官(聖体のフランシスコ修道女会)、扶助者聖母会(F.M.A)の シスター・イボンヌ・ランゴア前総長、そして、世界カトリック女性団体連盟会長、マリア・リア・ゼルビーノ博士。 ゼルヴィーノ博士は、女性として初めての一般信徒の教皇庁の役員となる。
司教省の他のメンバーとして、アンデルス・アルボレリウス枢機卿(スウェーデン・ストックホルム司教)、ホセ・アドビンクラ枢機卿(フィリピン・マニラ大司教)、ジョゼ・トレンティーノ・デ・メンドンサ枢機卿(バチカン図書館・総館長)、マリオ・グレック枢機卿(シノドス事務局・事務局長)の4名の枢機卿、また、アーサー・ロシュ大司教(典礼秘跡省長官)、兪興植=ユ・フンシク=大司教(聖職者省長官)、ジャン-マルク・アベリーヌ大司教(仏・マルセイユ大司教)、オスカル・カントーニ司教(伊・コモ司教)ら8月末の公開枢機卿会議で新たに枢機卿に叙任される大司教・司教4名、さらに3名の聖職者が任命された。
(編集「カトリック・あい」)