Fr Jan Nowotnik (Mazur/cbcew.org.uk)
(2023.7.12 Vatican News By Joseph Tulloch)
10月の世界代表司教会議(シノドス)第16回総会で司教以外で議決権を持つ初の出席者に選ばれた一人、イングランド・ウェールズ司教協議会宣教部長のヤン・ノヴォトニク神父は12日、「現在の(教会と世界が抱えている)深刻さ」を強調するとともに、「今日の教会にとって何が重要かを改めて聞く」ことなど、総会への期待を表明した。
神父は、Vatican Newsのインタビューに答え、「(議決権を持つ総会参加者名簿に)私の名前が載っているのを見て、とても光栄に感じました」としたうえで、「今は教会にとって教会論的にみて重要な時期であり、そのことを非常に真剣に受け止めている」と述べ、「この瞬間の重大さを認識しており、今、自分自身が全霊を込めて祈るだけでなく、取り組みを支援してくれる人々の祈りを求める必要があります」と強調した。
*シノドス総会の意義は
10月のシノドス総会の意義について、神父は、「『本質的にシノダル(共働的)』な教会になることへの、教皇フランシスコの強い願望と関係がある。つまり、この総会を『一回限りのイベント』ではなく、教会として一致するための継続的な取り組みの一環として考えられるべきなのです」と語り、さらに、「私たちが互いの声に耳を傾ける時、特に私たちの祈り、聖書、典礼、互いの会話を通して、教会に語りかける聖霊の声に耳を傾ける時、 『何が、今日の教会にとって重要なのか』を改めて聞くことができる」と述べた。
また、「(これまでの”シノドスの道”の歩みで)教会における現代的なテーマの多くが明らかになってきました。 その中には、私たちが共有しているキリストへの愛、教会への愛、教会と互いに仕えたいという願望など、前向きなものがある。また、それほど多くはありませんが深刻なテーマもあります。 教会における若者、女性の役割、そしてもちろん、教会内での性的虐待の重大さなどです」と指摘した。
*”シノドスの道”の歩みに消極的な人々もいるが…
”シノドスの道”の歩みについての問題として、神父は、「(世界の教会、信徒の中には)シノダリティ(共働性)について懸念を持ち、歩みに加わるのを難しいと感じているケースがある」と認めたうえで、「10月のシノドス総会は、人々が聖霊のほとばしりを見る機会となるでしょう。 そして総会に参加する人々の純粋な願いは、心から祈り、この重要な瞬間に私たちを導いてくださるよう、聖霊に願うことです」 と強調。そして、シノダリティ(共働性)の究極の意味は、「教会の伝統、教えに根ざす形で、主が私たちに求めておられる、今なすべきことは何なのか、を知ることができるようにすること。共通の洗礼の恵みを与えられた私たちが人生の旅を共に歩もうとする熱意を理解すること」にある、と語った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)