
(2021.9.20 Vaticaan News By Devin Watkins)
中東欧のカトリック教会の代表による「聖職者の性的虐待から未成年者や弱い立場にある大人たちを守る会議」が19日からワルシャワで始まった。4日にわたるこの会議で、参加者たちは、性的虐待の被害者が耐えて来た苦痛を、教会への信頼を取り戻す種に変えようとしている。
*聖職者の性的虐待で被害者は今も苦しんでいる
2日目の20日は、教皇の枢機卿顧問団のメンバーで、米ボストン大司教のショーン・オマリー枢機卿が、ミサの説教で語った。
枢機卿は、「聖職者たちによる自分の教会の施設を使った性的虐待、さらに隠蔽という邪悪な行為の犠牲となった、私たちの兄弟姉妹が今も苦しんでいる。そのために私たちは、個々に集まった」としたうえで、性的虐待の被害者たちが「声を挙げた時に、拒絶され、さらなる苦しみを味わった」と慨嘆する一方、被害者たちとその家族が、自分たちが受けた苦痛を、教会が他者を守ることに役立てていることを讃えた。
そして、「私たちは神に祈ります。神ご自身の賢明ななさり方で、被害者たち、その家族の苦しみが、『立ち直る力を持ち、愛情深く、誠実な教会ー自らの過ちを謙虚に認識し、正義、そして虐待を受けた人々との和解に努めることを固く決意する教会』となるための種となりますように」と祈った。
*聖職者の”権威”の乱用は、教会の”システム”の病い
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)