・教皇、モーリシャスの各界代表に「人間を中心とした経済政策」求める

(2019.9.9バチカン放送)

 モーリシャスを訪問された教皇フランシスコは9日朝のミサに続いて、大統領官邸でバーレン・ヴヤプーリ大統領、プラヴィン・クマール・ジャグナット首相と相次いで会談、さらに官邸内で、同国の各界代表、駐在外交団とお会いになった。

 この席で、教皇は、ミサの説教で述べたテーマと同様に、若者たちの失業問題に触れられ、「人間を中心とした経済政策を促進しつつ、税収入の有効な配分、就労機会の創生、最も貧しい人々の支援に力を入れてください」と努力を求められた。

 また、「統合的エコロジーへの回心」を取り上げ、「自然を大切にすることは、環境破壊を防ぐだけでなく、すべての人が享受できる経済発展を築くために必要な、生活様式の変革をもたらす機会になります」と強調され、さらに、モーリシャスが「文化・民族・宗教の多様性のうちに、相互の尊重と調和をもって、共通の目標のために取り組む」ことを願われた。

(編集「カトリック・あい」)

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2019年9月10日