・バチカンは豪最高裁の逆転無罪判決を「好意的に受け止め」

(2020.4.7バチカン放送)

 オーストラリアの連邦最高裁判所がジョージ・ペル枢機卿に、未成年性的虐待で有罪とのこれまでの下級審の判決を覆す、無罪判決を下したが、バチカンは、これを「好意的に受け止め」ている。

 バチカン広報局は7日発表した声明で、「教皇庁は常にオーストラリアの司法当局に信頼を置き、同連邦最高裁判所の、ジョージ・ペル枢機卿に対する未成年者虐待の訴えに無罪を告げ、実刑判決を破棄した、全会一致の判決を好意的に受け止めている」と述べた。

 また、「枢機卿は司法当局の判断に自らをゆだねる中で、真理が明らかになることを待ちながら、一貫して無罪を訴えていた」とし、この機会に、未成年者に対するあらゆる虐待の防止と追及に取り組むバチカンの姿勢を改めて強調した。

(編集「カトリック・あい」)

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2020年4月8日