教皇、国連FAOに自ら寄付、アフリカの食糧危機へ支援促す

 (2017.7.21 バチカン放送)教皇フランシスコは、アフリカの食糧危機への関心と支援を呼びかけるため、国連食糧農業機関(FAO)に自ら2万5千ユーロを寄付された。内戦と干ばつによって食糧不安と飢饉に見舞われているアフリカ東部地域に対する、世界各国政府の支援を促すためになされた。

 教皇はFAOのホセ・グラツィアーノ・ダ・シルヴァ事務局長らに宛てた書簡で、「これは紛争と干ばつの複合的影響を受けた地域の農家に農業用の種を配給するというFAOの計画に対するシンボリックな寄付です」と説明した。

 国連食糧農業機関は、今月ローマ本部で第40回総会を開催。教皇は同総会の開会時に、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通して参加者らにメッセージをおくり、その中で世界から栄養失調や貧困をなくすための連帯を国際社会にアピールしていた。

 FAOによると、今年2月、南スーダンのいくつかの地方で飢餓状態が報告された。その後、人道的支援の増加で状況はやや好転したが、未だ同国ではおよそ6百万人が毎日必要な食糧を得るために、困難と闘っているという。同国以外にも、人道支援を必要とするアフリカ東部の国として、ソマリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、ウガンダがあり、約1千6百万人が飢餓にさらされている。この数は2016年末と比較しておよそ30%増えているという。

 

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2017年7月22日