ナイジェリアでイスラム過激派組織ボコハラムの活動拠点になっている北東部、マイドゥグリ・カトリック教区を担当するダシェ・ドエメ司教が13日、現地記者団に対して、ボコハラムは悪魔のような存在であり、物心両面で対抗していかねばならない、と訴え、さらに、ナイジェリア政府によるテロへの戦いが成功していることを評価するとともに、いまだにテロ攻撃や自爆テロがやまない北東部で起きているあらゆる暴力行為を終わらせるように、強く求めた。
マイドゥグリ教区はボルノ、ヨベの二つの両州とアダマワ州の一部をカバーしている。このうちボルノ州では、カシム・シェッティマ知事によると、ボコハラムのテロが始まった2009年からこれまでに、同州だけで10万人が殺害され、210万人が自分たちの住まいを追い出されている。このような結果、5万2000人の孤児が自活を余儀なくされ、5万5000人近い女性が未亡人になっている、という。
ドエメ司教は4月初め、殺害された10万人のうち、500人がカトリック教徒だったこと、25人の司祭と40人の修道女が宣教地を追い出され、2014年だけで北東部にある250の教会がボコハラムによって破壊されたことを明らかにしていた。また、8万人のカトリック信徒が迫害によって隣国カメルーンに避難させられた、という。
さらに、司教はキリスト教の関係機関に対して、暴動の被害に遭った地域の再建を援助するように呼びかけ、「教会が犠牲者支援の一翼を担ったのなら、再建計画にも関与すべきだ」と語っている。
(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)
(写真は、昨年の爆破テロで負傷した多数の人々がマイドゥグリの病院に運び込まれた)
(カトリック・アイでは、英国でイエズス会が発行している有力カトリック週刊誌Tabletから翻訳・掲載の許可を得ています。“The Tablet : The International Catholic News Weekly. Reproduced with permission of the Publisher” and that you quote our website address http://www.thetablet.co.uk )
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