An image shows the destruction wrought inside the Mar Elias Church in Damascus (© Patriarchato greco-ortodosso di Antiochia )
(2025.6.23 Vatican News)
シリアの首都ダマスカスのギリシャ正教、聖エリヤ教会で22日、礼拝中の信者たちがイスラム過激派によるとみられる自爆テロに襲撃され、少なくとも20人が死亡、さらに52人が負傷した。
自爆テロは、シリアのアハメド・アル・シャラア大統領が1月にバシャール・アル・アサドを退陣させて政権を掌握して以来、ダマスカスで初めて。ギリシャ外務省は声明を発表し、「非道なテロリストの自爆攻撃」を非難。
「私たちは、シリアの移行当局に対し、関与した者らを責任追及するための即時措置を講じ、キリスト教コミュニティを含むすべての宗教団体が恐怖なく生活できる安全保障措置を実施するよう求める」と述べた。
シリア内務省の発表によると、犯人は教会に入り、信者に向けて発砲した後、爆発物入りのベストを爆発させた。いわゆるイスラム国(IS)のメンバーによる犯行としているが、どのグループも犯行声明を出していない。。
また、シリアの情報相ハムザ・モスタファは、Xへの投稿でこの自爆テロを非難。「この卑怯な行為は、私たちを結びつける市民的価値観に反する」と述べ、「私たちは平等な市民権へのコミットメントから後退しない…また、国家は犯罪組織との闘いに全力を尽くし、社会の安全を脅かすあらゆる攻撃から守るという誓約を再確認する」と強調した。
アンティオキアと東方全地域のギリシャ正教総主教庁の補佐司教であるモイセス・ムサ・エル・クーリ司教は「犯人が教会内に手榴弾を投げ込んだ」と述べた。
シリアの民間防衛組織「ホワイトヘルメット」は現場に到着し、教会内の破壊の様子を撮影した動画を公開。破壊された座席や壁の破片などが映っている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)