
*日常的な暴力と避難民
ントヨ襲撃後、約2500人の住民が7km離れた鉱山集落マンギュレジパへ避難した。同地にはコンゴ軍部隊が駐留し、2021年以降はウガンダ軍も展開している。
ブテンボ出身のジャスティン・ムヒンド・マシンダは「2014年以降、ほぼ毎日、毎週のように虐殺が起きている」と語る。彼が所属する団体「国境なき宣教師家族」は北キヴ州で教育・保健・人道支援プロジェクトを展開しており、故郷のントヨ村も対象地域だ。先週の襲撃で彼の自宅は焼失した。現在は親族を含む新たに避難してきた23人を保護している。
「伝統的に遺族を支えるために人々が集まる喪に服す日々だった」と彼はVatican Newsに語った。「夕方になると『テロリスト』たちがライフルとハンマーで武装して現れ、殺戮を始めた」。ADFの暴力は「長年にわたり」北キヴ州と東部地域を荒廃させてきたと彼は述べた。動機については、M23との連携による鉱物(特に金とコルタン)の略奪などが様々な説として挙げられている、と付け加えた。
*襲撃の経緯
「日曜日にブテンボで避難民全員と面会した」とジャスティンは続けた。「証言は恐ろしいものだった。彼らが生き延びたのは奇跡だ。家屋が炎上する中を脱出した者もいた。テロリスト集団は非常に大規模で、兵士のような服装の女性や子供を含む約70人だった、という。村人の名前まで知っていたことから、事前に村を監視して住民に気付かれずに配置を把握していたことがうかがえる。
ジャスティンは、ここ数日近隣の村でも同様の襲撃が発生していることを指摘した。これは7月にイトゥリ州コマンダのカトリック教会で、聖体礼拝中の信者や若者たちが襲撃された事件を含む、広範な暴力のパターンの一部だ。教皇レオ14世はその地域社会に対し、深い悲しみと連帯の意を表明し、これらの「殉教者」たちの血が「コンゴ国民全体にとって平和、和解、友愛、愛の種となる」よう祈りを捧げた。
*「何よりも必要なのは『平和』だ」
「人々に必要なのは平和だ」とジャスティンは語る。「平和があってこそ、私たちは学び、医療を受け、発展を考えられる。平和がなければ、畑に出て農作業もできない。多くの子供たちが学校に通えない。多くの病院や保健センターが破壊されている。指導者たちや国際社会に訴えたい。ただ『平和をもたらす。もう誰も殺されない』と言ってくれる人が必要だ」と訴えた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)