バチカンと中国との交渉は第2幕へ?(CJC通信)

 【2017.6.19 CJC通信】バチカン(ローマ教皇庁)と中国との「交渉」は、それ自体が公式に発表されない限り、周辺の情報では遅々として進まない、としかわからないが、この3月に行われた協議の後、双方が代表の一部を交代させていることが明らかになり、交渉が新段階に踏みこむ前兆ではないか、と推測されている。

  これまで交渉が遅々として進まない間、憶測と噂が広まった。中国は独自に任命した司教(中国では主教と呼ぶ)7人全員をバチカンが認知するよう要求していたとされる中で、雲南省昆明の馬英林司教と河北省承徳の郭金才司教の2人をバチカンが容認した、とも伝えられている。2人とも中国天主教愛国会や天主教主教団の要職にあり、バチカンの容認を取り付けた2人の今後が注目される。

  バチカンも、独自に任命した「地下教会」の司教候補20人を中国政府が承認するよう求めている、と伝えられる。中国政府の懸念は、バチカンが独自に「地下教会」の司教を任命し続けるのではないか、ということ。2015年末に活動している「地下司教」は29人と伝えられた。今年2月、「30人以上」との見方を示した香港の湯漢枢機卿は、3月末には「40人近く」と見直している。

  6月末にも、次回会談がローマで行われると見られており、交渉が新たな展開をもたらす可能性も無視できない。□

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2017年6月21日