「宗教改革は終わったのか」と福音派の中から懸念の声(CJC通信)

【CJC通信 2016.11.2】

カトリック教会の教義やその実践に関する情報をプロテスタント特に福音派の牧師や神学者たちに正確に提供することを目指してローマに設立された団体『レフォルマンダ・イニシアティブ』が、、マルティン・ルターによる宗教改革から500年を迎えるのを機会に、カトリック教会について「福音派の確信の声明――宗教改革は終わったのか」を10月24日発表した。

声明は、一部のプロテスタントとカトリックによる「エキュメニカルな交わり」が前進したため、西方教会の分裂を引き起こした神学的な諸論争はもはや障害にならないという主張に疑問を呈するものとなっている。

狙いは、「義認の教理に関する共同宣言」につながったルーテル、カトリック両教会の対話にもかかわらず、カトリック教会は依然として信仰のみを通しての救いを信じていないと指摘する。そしてカトリック教会が聖書の最高の権威を受け入れず、マリアの無原罪懐胎、聖母の被昇天、教皇の無謬性を信じている点を挙げている。

そして「500年前に宗教改革を生んだ問題は、21世紀でもなお、教会全体に対して存在する。福音派は宗教改革者たちと共に、私たちの最終的な権威が聖書であり、私たちは信仰のみにより義とされるという根本的な信仰に立つ」と締めくくっている。

声明署名者の中には、独立福音派教会交友会(FIEC)のジョン・スティーブンス国内ディレクター、英ケンブリッジにある聖書研究図書館『ティンダル・ハウス』のピーター・ウィリアムズ館長、米フェニックス神学校のウェイン・グルーデム教授らがいる。

声明は英語の他に、スペイン語、イタリア語、スロバキア語、ポルトガル語、スウェーデン語、ルーマニア語でも出されている。

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2016年11月8日