教皇がシリア・アレッポに10万ユーロの義援金ー悲惨な状態の中に希望を(Tablet)

 (2017.3.16 Tablet  Rose Gamble )「教皇から10万ユーロ(約1400万円)の義援金をいただきました。シリア内戦が続く中で結婚を決断した何百組の若いカップルたちにまず、役立てたい」とアレッポの教区司祭イブラヒム・アルサバハ神父が語った。神父によると、教皇フランシスコは四旬節の6日間の黙想会を締めくくるにあたって、「シリアの私たちへの希望のしるし」として、義援金をお送りになったという。

 若いカップルたちは「激しい内戦が続く中で貧困と食料不足にあえいでいます」と、アルサバハ神父は15日放送のイタリアのカトリック・ラジオ局の番組で語った。「そうした中で、まず考えたのは、最も厳しい環境にあるアレッポの若いカップルたちを可能な限り助けることでした」。

 神父はアレッポのアシジの聖フランシスコ大聖堂の教区司祭を務めているが、「いただいた義援金は、このほか、若い家庭への食料援助、水道や電気料金、医療・保健の代金、そして妊婦に必要な手当てに活用します」と言っている。

 3月でシリア内戦は6年を迎えた。この間に50万人以上の命が失われ、この国の人口2100万人の四分の一以上が隣接国に逃れたり、欧州に亡命を希望して脱出を図っている。今週初めにUNICEFが発表したところによると、6年にわたる内戦で「最も高い代償」を払わされているのはシリアの子供たちだ。2016年の子供の死者は前年比20%も増えており、どん底の苦しみにあえいでいる。

 3月15日には、ダマスカスで二件の自爆テロがあり、少なくとも31人が死亡したほか、多くの負傷者を出している。シリア国内の自爆テロは、この5日間に二度目だ。

(翻訳・南條俊二)

(カトリック・アイでは、英国でイエズス会が発行している有力カトリック週刊誌Tabletから翻訳・掲載の許可を得ています。“The Tablet: The International Catholic News Weekly. Reproduced with permission of the Publisher” and that you quote our website address http://www.thetablet.co.uk

 

 

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2017年3月18日