(2025.11.29 Vatican News Kielce Gussie)
トルコ訪問3日目の29日夜、教皇レオ14世は、イスタンブールのフォルクスワーゲン・アリーナで、ミサを捧げ、この待降節に「私たち全員が築くべき3つの結束、すなわち、教会共同体における、エキュメニカルな関係における、そして異なる信仰を持つ者たちとの関係における結束について、時間をかけて考えるように」と呼びかけられた。
ミサ中の説教で教皇は、29日が「教会がこの地の使徒であり守護聖人である聖アンドレアを記念する日の前夜」であり、翌30日が待降節の最初の主日であること、待降節は、「父と同質であり、創造されたのではなく、生み出されたキリストの誕生に備える期間であることに注意を向けられた。
*奇跡よりも雄弁な聖性
そして、ミサの第一朗読で、預言者イザヤが「主の山に登る」ようすべての人々に呼びかけることを挙げ、イザヤ書 2章1-5節に表されているイメージの重要性を指摘された。
最初のイメージは、「山々の中で最も高い山として確立された」山だ。教皇は、「これは、私たちの生活における神の働きの成果は、すべての人と共有されるべきであることを思い起させる。旧約聖書のシオンの都は山の頂上にあり、地球の隅々からやってくるすべての人々のための光の灯台として置かれている。これは『善の喜びが伝染する』ことを思い起させるものでするものです」と述べられた。
そして、「使徒ペトロ、アンドレア、ヨハネといった聖人たちは、このことを裏付けています。彼らは、私たち自身の信仰の証しの力を新たにするよう招いているのです」とされ、聖ヨハネス・クリュソストモスの言葉を引用し、「聖性の魅力」が「いかなる奇跡よりも雄弁なしるし」であることを強調された。
「ですから、私たちが本当に『他者を助けたい』と思うなら、福音書が勧めるように、祈りと秘跡によって信仰を育み、自分自身を見守らねばなりません。そして、『闇の行ない』ではなく、『光の武具』を身に着ける、という聖パウロの助言に従う必要があります」と信者たちに促された。
*現代において平和に貢献するにはどうすべきか
イザヤの語る第二のイメージは、「平和が支配する世界」だ。預言者イザヤは、「剣が鋤に、槍が鎌に変わり、誰も剣を他者に向けない世界」を描いている。 教皇は、「この呼びかけは、現代の私たちにとって極めて切実です」とされ、「世界における平和・一致・和解の実現にどう貢献できる」を自らに問いかけるよう、信者たちに促された。
そして、この呼びかけを深く掘り下げるため、今回の使徒的巡礼のロゴに描かれた「橋」を取り上げ、「この橋は、ボスポラス海峡を跨いでアジアと欧州大陸を結ぶ巨大な高架橋や橋を想起させます。三つの橋が架けられ、交流と出会いの手段が可能となった。これらの橋が私たち一人ひとりに、三つのレベルで自らの繋がりの構造を築くよう促しています。共同体の中で、他のキリスト教派の信徒とのエキュメニカルな関係において、そして他の宗教に属する兄弟姉妹との出会いにおいてです」と説かれた。