
(2024.9.7 Vatican News Christopher Wells)
パプアニューギニア訪問中の教皇フランシスコは7日夕、ポートモレスビーの扶助者聖母巡礼聖堂で、パプアニューギニアとソロモン諸島の司教たち、司祭、助祭、修道士、神学生、カテキスタたちとの集いを持たれ、「常に勇気を持って新たな始まりをし、『今ここにいること』の素晴らしさを分かち合い、使命の実りに希望を持ち続けるように」と呼びかけられた。
司祭、修道女、シノドスの代表者、信徒カテキスタが、それぞれの聖職で直面している課題について証言するのを聴かれた後、教皇は希望のメッセージを伝え、パプアニューギニアの司牧者たちに「自分たちの努力は必ず実を結ぶ、という確信を持って、勇気を持って新たな始まりをするように」と求められた。
教皇は、聖母マリアに触発されて聖母を称える教会を建てた聖ヨハネ・ボスコの物語を思い起され、「聖母マリアは、『教会の建設を始める勇気があれば、大きな恵みが続く』と約束されました。その物語が、この集会の開催地である扶助者聖母巡礼聖堂建設の彼の動機となったのです」と指摘。
「まさにそれは、宣教の旅の3つの側面の象徴であり、私たちが今聞いた皆さんの証言で強調されたもの―始める勇気、今ここにいることの素晴らしさ、そして成長への希望―なのです」と説かれた。
さらに教皇は、「この国に信仰を伝え、最初の努力が失敗に終わったように見えても諦めなかった外国人と現地人の両方の初期の宣教師たち」を称えられ、「彼らの『出発』と『再出発』のおかげで、私たちはここにいます。そして、現在の困難にもかかわらず、自分たち孤独ではないことを知りながら、恐れることなく前進し続けています」と語られた。そして、「出発」は、都市部の住民の片隅であろうと、国内で最も遠く離れた見捨てられた地域であろうと、周縁にいる人々からとすることを、勧められた。
教皇は続けて「そこにいることの素晴らしさ」に注意を向け、会見の参加者たちに「私たちは、父の目に最も素晴らしい宝物」とされたうえで、「イエスに共に従い、福音を宣べ伝えること」の素晴らしさすべての人に証しするよう求められ、「そこにいることの素晴らしさは、大きな催しの中にあるのではなく、私たちが日々共に成長しようと努める誠実さと愛の中にあるのです」と強調された。
会見での言葉の最後に教皇は、「聖堂のイメージによる教理教育」、特に信仰によって実り豊かになった旧約聖書の族長たちのイメージに目を向けられ、「これは重要な象徴です。なぜなら、たとえ小さな始まりに見えても、私たちの使徒職の実り豊かさに自信を持つよう、今日も私たちを勇気づけてくれるからです… ですから、困難や誤解に落胆することなく、忍耐強く福音宣教を続けましょう。特に出会いたくない場所で困難や誤解が生じても、落胆しないように」と参加者たちを励まされ、「勇気、美しさ、希望の証人として、使命を果たしてください!」と呼びかけられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)