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(2024.9.5 Vatican Newes Christopher Wells)
インドネシア訪問中の教皇フランシスコは5日夕、ジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで多くの信者たちと共にミサを捧げられ、「イエスが宣言された言葉に耳を傾け、それに従って生きる必要」を強調され、「『言葉に耳を傾け』、『言葉に従って生きる』ことは、イエスの弟子となることを可能にする2つの基本的な姿勢なのです」と説かれた。
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ミサ中の説教で、教皇はカルカッタの聖マザー・テレサの祝日の福音朗読を取り上げ、「人間の心は、幸福への欲求を満たせるような真実を常に探しています」とされたうえで、「真実は、人間の言葉だけには見つけられません。神の言葉の中にのみ、見つけられるのです」と語られた。
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そして、「私たちの旅の唯一の真の羅針盤であり、これほど多くの傷と混乱の中で、人生の真の意味に私たちを導くことができるのは、神の言葉だけ」と強調された。
また教皇は、「弟子としての私たちの最初の仕事は、イエスが漁船から説教を始めたときにペテロがしたように、神の御言葉に耳を傾けること」とされ、「謙虚に、イエスを私たちの”人生という舟”に迎え入れ、イエスのための場所を作り、御言葉に耳を傾け、それによって疑問を抱き、挑戦し、変化することを受容することから、私たちの信仰生活は始まる。そして、私たちはイエスの言葉を聴くだけでなく、それを生きるよう求められているのです」と説かれた。
さらに、「ペテロは、主が『沖に舟を出して網を下ろし、魚を捕まえなさい』と呼びかけられた時、主を信頼しました。私たちも『福音の網を勇気を持って世の海に投げ入れなさい』と呼びかけるイエスを信頼するよう求められています」と語られた教皇は、「呼びかけを拒否する言い訳を見つけようとし、失敗と失望の夜を過ごした後でも主の呼び掛けに従ったペトロの謙虚さと信仰」を受け入れるよう信者に呼びかけられた。
そして、教皇は、聖マザー・テレサの言葉―「何も与えるものがないときは、何も与えないようにしましょう。そして、何も収穫できなくても、種をまくことに飽きてはいけません」を引用された。
説教の最後に教皇は、信者たちに向かって、「兄弟姉妹のみなさん!私は、この国、この素晴らしく多様な群島に舟を出し、網を投げることに飽きないように、平和の文明を夢見、それを築くことに飽きないように、と申し上げたい!いつも友愛を夢見てください!愛の種を蒔き、自信を持って対話の道を歩み、持ち前の笑顔で善良さと優しさを示し続け、一致と平和の構築者となるよう」と激励された。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)