(2025.7.17 カトリック・あい)
バチカンのシノドス事務局が7月7日、「Pathways for the Implementation of the Synod:2025₋2028(シノドスの実施のための道筋:2025年から2028年)」と題する文書を、教皇レオ14世の承認を受けて発表。「カトリック・あい」では、翌8日から、同記事と共に、文書の要約版、シノドス事務局次長のVatican News とのインタビュー、およびCruxの評論を日本語訳で掲載しているが、日本の司教協議会会長で”シノドス特別チーム”担当の菊地・東京大司教が16日、カトリック中央協議会ニュースに、以下の文面を掲載した。全文次の通り。
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日本の教会のみなさまへ 2025年7月14日 シノドス特別チーム担当 菊地 功・日本カトリック司教協議会会長・東京大司教
昨年(2024年)10月末に閉会したシノドス(世界代表司教会議)第16回通常総会は、「最終文書」を発表し、2021年から全世界の教会で、話し合い、学び合い、分かち合い、祈り合ってきたシノドスの道を、続けていくことが確認されました。なお最終文書は邦訳が整い、製本された書籍として発売されますが、その邦訳テキストは今後、教皇庁シノドス事務局公式ホームページにも掲載される予定です。
また今年3月15日付けで教皇庁シノドス事務局長グレック枢機卿様から、2028年10月に開催が予定されている「教会総会」に至るまでの道程について、教皇フランシスコの裁可を得た文書、「シノドスの実施段階における同伴の歩みに関する書簡」が発表されました(邦訳は中央協議会ホームページ)。
同文書にはその2028年の教会総会に至る道筋についての指示の文書が、今年の5月に発表されると記されていましたが、その後、教皇フランシスコが帰天され、新教皇レオ十四世の選出などの出来事が続いたため同文書の公表は遅れ、先般6月26日開催のシノドス事務局通常評議会で承認され、教皇レオ十四世の裁可を経て6月29日に公表されました。これについては現在邦訳を進めています。
また教皇フランシスコが設置された10の特別研究部会は、その報告を6月末に行うことになっていましたが、教皇レオ十四世は「さらに検討が必要である」として、「結論を年末までに行うように」と指示をされています。
これら一連のシノドス事務局からの文書を踏まえ、今後日本の教会においても、それぞれの教区、また小教区、修道院などの共同体で、「共に歩む」教会を目指して取り組みを継続していきたいと思います。概要は以下の通りですが、具体的な取り組みに関しては、今後、9月初めに全国の教区の司教と担当者向けに勉強会を行い、それぞれの教区で実情に応じて取り組んでいただきます。
教皇庁シノドス事務局の提案とFABC(「カトリック・あい」注・「アジア司教協議会連盟 」)の指示を受けて、日本のシノドス特別チームは、概要で以下のようなロードマップと取り組みを考えています。
日本の教会のロードマップ(行程表)
2028年の「教会総会」に向けて以下のようなプロセスを踏みたいと考えます。
①2025年6月からの1年間 最終文書についての理解を深める期間。②2026年6月からの1年間 各教区、各分野で具体的に取り組みをする期間。③2027年6月からの1年間 各レベルでの評価を行う期間。