(2023.6.27 Vatican News Devin Watkins)
バチカンで26,27両日、教皇フランシスコが参加しての枢機卿顧問会議が開かれ、10月のシノドス(世界代表司教会議)総会に向けた準備状況、教会における性的虐待への世界全教会での対応の刷新、ロシアのウクライナ軍事侵攻の現状と対応などについて、胃炎を交換した。
顧問会議ではまず、シノドス事務局長のマリオ・グレッグ枢機卿が10月のシノドス総会に向けた準備状況を説明し、それをもとに意見を交換。 ショーン・パトリック・オマリー枢機卿からは、5月に開かれたバチカン未成年者保護委員会の最近の協議に関する報告があり、保護メカニズムが教会全体で効果的かつ一貫していることを保証するために、すべての教区にわたる規則と慣行を刷新する委員会の取り組みについて説明を聞いた。
またウクライナで続くロシアによる軍事侵攻の現状と和平の可能性などについて意見を交換したが、バチカン広報局の27日の声明によると、ジャンフランコ・ギルランダ枢機卿(マルタ騎士団指導者)が、教皇が昨年出されたバチカン改革の仕上げとなる使徒憲章「Praedicate Evangelium(福音を宣べ伝える)」の教区レベルでの取り組み状況の報告をもとにした意見交換も行われた。
次回の会合を今年12月に予定している。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)