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・24日長崎、25日東京での教皇ミサの式次第発表
(2019.11.18 カトリック中央協議会)
カトリック中央協議会が、教皇フランシスコによる24日の長崎、25日の東京のそれぞれミサの式次第、および当日の楽曲情報について、次の通り発表した。
*東京ドームでの教皇ミサ式次第⇒https://popeinjapan2019.jp/assets/file/Mass_tokyo_book.pdf
*長崎球場での教皇ミサ式次第⇒https://popeinjapan2019.jp/assets/file/Mass_nagasaki_book.pdf
当日の楽曲情報 教皇フランシスコ訪日公式聖歌「すべてのいのちを守るため」
*音源ダウンロード ⇒https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2019/11/pope2019_mass.mp3
*譜面ダウンロード ⇒https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2019/11/pope2019_mass_3part.pdf
・教皇、タイと日本訪問に出発、まずバンコクへ
(2019.11.19 バチカン放送)
教皇フランシスコは19日夜、タイと日本へのアジア2カ国訪問に出発された。
教皇は同日午後7時15分(イタリア時間)、ローマのフィウミチーノ国際空港から特別機で出発され、タイの首都バンコクに向かわれた。バンコク到着は、現地時間20日午後0時30分頃を予定している。
今回の訪問で、教皇フランシスコの登位後、第32回目の海外司牧訪問(イタリアを除く)となる。
・バチカン国務長官、教皇のタイ、日本訪問の意義を語る(Vatican News)
♰「全ての人の価値と尊厳を守ることは、特に今、特別に重要」-教皇が日本の人々にメッセージ
(2019.11.18 バチカン放送)
【ダイジェスト】ローマ教皇フランシスコとカトリック教会
♰「地域の調和と共存への皆さんの努力は、世界の善意の人々を力づける」-教皇、タイ訪問前に
20日から23日のタイ訪問を前に、教皇フランシスコは15日、タイの国民に次のようなメッセージを送られた。
・「カトリック生活」別冊:教皇来日記念号緊急出版
・受刑者のためのミサ、教皇訪日を前にしての説教(菊地東京大司教)
(2019.11.6 菊地東京大司教の日記より)
10月19日には、昨年に引き続いて今年も、受刑者や出所者の支援活動を行っているマザーハウスの主催で、イグナチオ教会を会場に、「受刑者のためのミサ」が捧げられました。マザーハウスの五十嵐さんの話や、実際に刑務所などで教誨を行う司祭と一緒に捧げるミサで、多くの方が参加してくださいました。
以下は、当日の説教の原稿です。説教の内容は、実はわたしがこのところ、どこに行っても繰り返しているテーマで、教皇様の訪日に備えるための内容です。
まもなく11月の23日に、教皇様が来日されます。
38年前にヨハネパウロ二世がはじめて来日されたときは、まだ50代後半の若々しい教皇でしたから、その時と同じように、今年で83歳になられた教皇様が、朝から晩まで精力的に行事をこなすというわけには、今回はいきません。もっといろいろな方々に機会を設けて、直接教皇様に会っていただきたかったのですが、今回は最低限の行事だけとなりました。
長崎や広島では、核兵器廃絶や平和に関するメッセージが世界に向けて発表されるでしょう。東京では、政府の行事として天皇陛下や首相などとお会いになりますが、教会の行事としては、東北の大震災の被災者を慰め、青年たちと出会い、そして東京ドームでミサを捧げられます。
教皇様が日本を訪れる一番の目的は何でしょうか。
今の段階では、どうしても長崎や広島でのメッセージに注目が集まり、それは教会だけではなく、広く一般の方々や政府も、教皇様が核兵器に関する言葉を述べることを重要視しているように感じています。
しかしわたしは、教皇様の来日の目的は、それだけにとどまるものではないと思っています。訪日のテーマは「すべてのいのちを守るため」とされています。わたしはこのテーマにこそ、今回の教皇来日の一番の目的が記されいると感じています。
わたしたちにとって教皇様はもちろんこの世におけるキリストの代理者ですし、世界に10数億人の信徒を抱える巨大組織のトップではありますが、それ以上に重要な役割があります。教皇の地位は、あのガリラヤ湖畔で主イエス御自身が、一番弟子のペトロに天国の鍵を与えて、その首位権を宣言したことに基づいています。
ですから教皇様にとっては、この世界において、一番弟子の後継者としての役割を果たすこと、すなわち教会共同体という大きな群れの先頭に立って、主から与えられた使命を率先して果たしていくこと、またその姿を模範としてすべての人に示していくこと。それこそが、最も重要な一番弟子の使命なのではないかと思うのです。
主ご自身が残された命令の中で一番重要な命令は何か。主が十字架上の受難と死に打ち勝って復活され、御父の元へ戻られるとき弟子たちに対して命じた最後の命令であります。
すなわち「全世界に行って福音を宣べ伝えよ。すべての人に、父と子と聖霊の御名によって洗礼を授けよ」という福音宣教命令であります。ペトロの後継者にとって一番大切な努めは、皆の先頭に立って、目に見える形で、この福音宣教命令を模範的に果たしていくことであります。
2013年3月に教皇フランシスコが選出されて以来、今日に至るまで、彼が率先して語り、行動してきた最優先事項は、まさしくこの福音宣教命令を率先して実行することであります。
教皇フランシスコは、選出後の初めての司牧訪問先に、地中海に浮かぶランペドゥーザ島を選ばれました。ここはアフリカに一番近いヨーロッパです。難民が押し寄せていました。そこで教皇はミサを捧げ、世界中に向かって、「忘れられて良い人は一人もいない。排除されて良い人は一人もいない」という彼の福音に生きる姿勢を明確に示す説教をされました。
その説教の中で、世界中の人々が、自分の生活を守ることにばかり固執し、困難を抱える他の人々への思いやりを忘れてしまったと非難し、そういう姿は、むなしいシャボン玉の中に閉じこもっているようだと指摘しました。ここで教皇ははじめて、「無関心のグローバル化」という言葉を使いました。
教皇フランシスコのこの姿勢は、その後に発表された「福音の喜び」で、さらに明確になります。教皇は、教会のあるべき姿として、「出向いていく教会」であることを掲げ、安楽な生活を守ろうとするのではなく、常に挑戦し続ける姿勢を教会に求めました。失敗を恐れずに、常に挑戦を続ける教会です。しかもその挑戦は、困難に直面し、誰かの助けを必要としている人のところへ駆けつける挑戦です。
そして『福音の喜び』には、「イエスは弟子たちに、排他的な集団を作るようには言いませんでした」という言葉もあります。その上で教皇は、「教会は無償のあわれみの場でなければなりません。すべての人が受け入れられ、愛され、ゆるされ、福音に従うよい生活を送るよう励まされると感じられる場でなければならないのです」と指摘します(114項)。
神は、この世界に誕生するすべてのいのちを愛しておられる。ひとつとして忘れられることなく、すべてのいのちが与えられた使命を十分に果たすことができる社会が実現されることを求めている。だから教会は、排除するのではなく、弱い立場にある人、世間から忘れられた人、誰からも顧みられない人、困難に直面する人、いのちの危機にある人の元へ、積極的に出向いていかなくてはならない。神の愛しみに満たされて、ともに共同体を作り上げていかなくてはならないーと説かれるのです。
若者のためのシノドスの後に発表された『キリストは生きている』という文書には、和解について述べた箇所があります。教皇はまず、「あなたの霊的成長は、何よりも、兄弟的で寛大で思いやりのある愛において示されます」と指摘します(163項)。
その上で、虐殺事件を経験したルワンダ司教団の文書を引用して、次のように言います。「相手との和解にはまず、その人には神の似姿としての輝きがあると認めることが必要です。・・・真の和解に至るためには、罪を犯した人とその罪や悪行を分けて受け止めることが欠かせません」。
教会は、神のいつくしみを具体的に表す存在として、社会の中にあって和解の道を常に示す存在でありたいと思います。互いの人間の尊厳、神の似姿としての価値を認め合い、手を差し伸べあう共同体でありたいと思います。
ですから、わたしたちは、自らの過去を顧みながら許しを求めている人に善なる道が示されるように、祈りたいと思います。同時に犯罪の被害に遭われた方々には、心と体のいやしがあるように、いつくしみ深い主のみ手が差し伸べられるよう祈りたいと思います。
犯罪の加害者の、また被害者の御家族の方々の生きる希望のために、祈りたいと思います。そして、すべてのいのちが神の望まれる道を歩むことができるように、受刑者の方々に、また犯罪の被害者の方々に支援の手を差し伸べるすべての人のために、心から祈りたいと思います。
福音のメッセージをその言葉と行いで、はっきりと日本のすべての人に示すために、来られる教皇様の模範に倣って、わたしたちも勇気を持って、福音を証しして生きていきましょう。
・教皇フランシスコ訪日公式聖歌「すべてのいのちを守るため」楽譜と音源
(2019.11.6 カトリック中央協議会)
教皇フランシスコ訪日公式聖歌「すべてのいのちを守るため」の楽譜と音源を用意しました。ご利用ください。(※うまく再生できない場合は、ファイルをダウンロードしてお聞きください。)
・ 「教皇訪日への強い期待とキリシタン文化へ高い関心を知った」-バチカン図書館館長が訪日の印象
・教皇フランシスコ来日を目前にー東京で9日から訪日記念展示や講演会・大阪教区、福岡教区でも
(2019.10.31 カトリック・あい)
教皇フランシスコの来日まであと一か月を切りました。カトリック中央協議会によると、訪日記念イベントが以下の要領で行われます。
*期間:2019年11月9日(土)~28日(木)の10:30~17:00(月曜の11日, 18日, 25日は休館 )
*場所:東京カテドラル関口会館 1階 スペースセントポール隣室 (入場無料)
*イベント内容:
・教皇フランシスコやバチカンに関する書籍・DVD・グッズの販売
・教皇訪日オフィシャルグッズのサンプル展示
・教皇フランシスコ紹介パネル展示
・映像「教皇フランシスコの素顔」「教皇訪日プロモーションビデオ」放映
・BGM「教皇訪日オフィシャルテーマソング」
・教皇フランシスコと一緒に写真を撮ろう!コーナー(教皇写真パネル)
・講演会・森一弘名誉司教 『教皇フランシスコ-教会の変革と現代世界への挑戦』(11月15日(金)午後2時から4時まで・東京カテドラル関口会館 1階 中会議室で)
*共催:カトリック中央協議会、サンパウロ、女子パウロ会、ピエタ、ドン・ボスコ社
*お問い合せは サンパウロ・Br.井手口(03-3359-0451)まで。
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東京教区以外のこれからの関連行事の主なものは以下の通り。
*大阪教区・・教皇フランシスコ訪日に向けた学習会
・・11月16日(土)パパ様を生きよう会場:サクラ ファミリア大阪梅田教会 担当:松村 繁彦 神父 お問い合わせ:カトリック大阪大司教区 教区本部事務局 青少年司牧委員会 06-6946-3102
*福岡教区・・パパ様来日青年企画 パパフランシスコと共に歩もう!
-すべてのいのちを守るため PROTECT ALL LIFE-
・・呼ばれています 11月16日(土)17:00~21:00
・・遣わされています 11月29日(金)19:45~21:00 会場:カトリック大名町教会(福岡市中央区大名2-7-7)対象:青年18~35歳ぐらい お問い合わせ:カトリック福岡司教区青少年育成部 092-821-7024
・教皇のタイ、日本訪問日程の時間割付き最新版発表
(2019.10.28 カトリック・あい)
バチカンは28日、教皇フランシスコの11月20日から26日にかけてのタイと日本訪問の日程の詳細更新版を発表した。すでに発表された日程に変更はないが、具体的な時間割が示されている。タイではバンコク滞在で実質三日間の日程が比較的余裕をもって組まれ、ミサや若者たちとの集い、信徒、修道者との出会い、他宗教関係者との出会い、病院訪問なども予定されているが、日本滞在は実質二日強の中で、長崎、広島訪問が東京からの日帰りとされるなど、ご高齢の教皇のご負担が案じられる日程になっているように見える。バチカン広報発表の英語版以下の通り。
The programme of the Apostolic Trip of His Holiness Francis to Thailand and Japan was published on 2 October 2019; the following is the updated programme:
Tuesday 19 November 2019
ROME-BANGKOK |
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19:00 | Departure by plane from Rome Fiumicino Airport for Bangkok | |
Wednesday 20 November 2019
ROME-BANGKOK |
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12:30 | Arrival at Military Air Terminal 2 of Bangkok | |
12:30 | OFFICIAL WELCOME at Military Air Terminal 2 of Bangkok | |
Thursday 21 November 2019
BANGKOK |
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09:00 | WELCOME CEREMONY in the Government House courtyard | |
09:15 | MEETING WITH THE PRIME MINISTER in the “Inner Ivory Room” of the Government House | |
09:30 | MEETING WITH AUTHORITIES, CIVIL SOCIETY AND THE DIPLOMATIC CORPS in the “Inner Santi Maitri” Hall of the Government House | Address of the Holy Father |
10:00 | VISIT TO THE SUPREME BUDDHIST PATRIARCH at Wat Ratchabophit Sathit Maha Simaram Temple | Greeting of the Holy Father |
11:15 | MEETING WITH THE MEDICAL STAFF OF ST. LOUIS HOSPITAL | Greeting of the Holy Father |
12:00 | PRIVATE VISIT TO INFIRM AND DISABLED PEOPLE at St. Louis Hospital | |
Lunch at the Apostolic Nunciature | ||
17:00 | PRIVATE VISIT TO HIS MAJESTY THE KING MAHA VAJIRALONGKORN “RAMA X” at Amphorn Royal Palace | |
18:00 | HOLY MASS in the National Stadium | Homily of the Holy Father |
Friday 22 November 2019
BANGKOK |
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10:00 | MEETING WITH PRIESTS, RELIGIOUS, SEMINARIANS AND CATECHISTS in St Peter’s Parish | Address of the Holy Father |
11:00 | MEETING WITH THE BISHOPS OF THAILAND AND FABC at the Blessed Nicholas Boonkerd Kitbamrung Shrine | Address of the Holy Father |
11:50 | Private meeting with the Members of the Society of Jesus in a hall close to the Shrine | |
Lunch at the Apostolic Nunciature | ||
15:20 | MEETING WITH THE LEADERS OF THE CHRISTIAN DENOMINATIONS AND OTHER RELIGIONS at Chulalongkorn University | Address of the Holy Father |
17:00 | HOLY MASS WITH YOUNG PEOPLE in the Cathedral of the Assumption | Homily of the Holy Father |
Saturday 23 November 2019
BANGKOK-TOKYO |
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09:15 | FAREWELL CEREMONY at Military Air Terminal 2 of Bangkok | |
09:30 | Departure by plane for Tokyo | |
17:40 | Arrival at Tokyo-Haneda Airport | |
17:40 | WELCOME CEREMONY atTokyo-Haneda Airport | |
18:30 | MEETING WITH THE BISHOPS at the Apostolic Nunciature | Address of the Holy Father |
Sunday 24 November 2019
TOKYO-NAGASAKI-HIROSHIMA-TOKYO |
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07:00 | Departure by plane for Nagasaki | |
09:20 | Arrival at Nagasaki Airport | |
10:15 | MESSAGE ON NUCLEAR WEAPONS at the Atomic Bomb Hypocenter Park | Message of the Holy Father |
10:45 | TRIBUTE TO THE MARTYR SAINTS at the Martyrs’ Monument – Nishizaka Hill | Greeting of the Holy Father Angelus |
Lunch at the Bishop’s House | ||
14:00 | HOLY MASS in the Baseball Stadium | Homily of the Holy Father |
16:35 | Departure by plane for Hiroshima | |
17:45 | Arrival at Hiroshima Airport | |
18:40 | MEETING FOR PEACE at the Peace Memorial | Message of the Holy Father |
20:25 | Departure by plane for Tokyo | |
21:50 | Arrival at Tokyo-Haneda Airport | |
Monday 25 November 2019
TOKYO |
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10:00 | MEETING WITH THE VICTIMS OF THE TRIPLE DISASTER at “Bellesalle Hanzomon” | Address of the Holy Father |
PRIVATE VISIT TO EMPEROR NARUHITO at the Imperial Palace | ||
11:45 | MEETING WITH YOUNG PEOPLE at the Cathedral of Holy Mary | Address of the Holy Father |
Lunch with the Papal Delegation at the Nunciature | ||
16:00 | HOLY MASS in the Tokyo Dome | Homily of the Holy Father |
MEETING WITH THE PRIME MINISTER at Kantei | ||
MEETING WITH AUTHORITIES AND THE DIPLOMATIC CORPS at Kantei | Address of the Holy Father | |
Tuesday 26 November 2019
TOKYO-ROME |
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07:45 | Private Holy Mass with the Members of the Society of Jesus in the Chapel of Kulturzentrum of Sophia University | |
Breakfast and private meeting with the Collegium Maximum at Sophia University | ||
09:40 | VISIT TO ELDERLY AND INFIRM PRIESTS at Sophia University | |
10:00 | VISIT TO SOPHIA UNIVERSITY | Address of the Holy Father |
11.20 | FAREWELL CEREMONY at Tokyo-Haneda Airport | |
11:35 | Departure by plane for Rome/Fiumicino | |
17:15 | Arrival at Rome/Fiumicino Airport |
(参考・バチカン放送の既報の日本での日程)
教皇フランシスコは、この二カ国の訪問で、タイ王国を2019年11月20日から23日まで、そして、日本を11月23日から26日まで訪れる。
教皇の日本到着は、11月23日(土)の夕方となる。4日間にわたる訪日期間を通じて、教皇は東京を滞在の拠点としながら、訪問2日目の11月24日に長崎と広島に赴かれる。
教皇の日本訪問の日程は次の通り、
**********
2019年11月23日(土)バンコクから東京へ
教皇は、タイの首都バンコクを、現地時間の午前9時半、日本に向け出発され、日本時間の同日17時半過ぎ、東京の羽田空港に到着。同空港で教皇は歓迎式に臨まれる。
この後、教皇は都内のローマ教皇庁大使館で、日本のカトリック司教団とお会いになる。
2019年11月24日(日)東京から長崎、広島へ
早朝、教皇は空路で長崎に向かわれる。午前9時過ぎに長崎空港に到着後、「長崎爆心地公園」で核兵器をめぐりメッセージを述べられる。
続いて、西坂公園の日本二十六聖人の記念碑を訪れ、殉教者にオマージュを捧げる。ここで教皇は挨拶を述べ、お告げの祈りを唱えられる。
次いで、教皇はビッグNスタジアム(長崎県営野球場)でミサを司式、説教を行われる。
同日16時半頃、教皇は長崎を後にし、空路で広島へ。広島には18時前の到着を予定している。教皇は、広島市内の平和記念公園で平和のための集いを行い、この中でメッセージを述べられる。
同日夜、教皇は空路で東京に戻られる。
2019年11月25日(月)東京
この一日、教皇は都内で様々な行事を予定している。午前中、教皇は東日本大震災被災者との集いをベルサール半蔵門で行い、この席で言葉をおくられる。
教皇は皇居を訪問され、天皇陛下との会見に臨まれる。続いて、東京カテドラル聖マリア大聖堂での青年との集いを開催、講話を持たれる。
午後、教皇は、東京ドームでミサを司式、この中で説教を行われる。
この後、教皇は官邸を訪問し、首相と会談。同じく官邸で開かれる要人および駐日外交団らとの集いで、教皇は講話を行われる。
2019年11月26 日(火)東京からローマへ
早朝、教皇は上智大学のクルトゥルハイム礼拝堂で、イエズス会員らと私的にミサを捧げられる。次いで、イエズス会SJハウスで、イエズス会員と朝食、病気や高齢の司祭を見舞われる。この後、教皇は上智大学を訪問される。
教皇は、最後の公式行事である、羽田空港での送別式を経て、同日午前11半過ぎ、日本を後にし、ローマへの帰路に就かれる。ローマには現地時間同日17時過ぎに到着の予定。
世界中の驚きと歓喜のうちに誕生した新教皇フランシスコ。だが、歓喜の光にはまた闇もつきまとう。カトリックの総本山バチカンの複雑怪奇な権力構造と山積するスキャンダル。アルゼンチンの軍事政権時代、管区長としてスラムで働く司祭2人を修道会から追放し、拷問部隊の餌食になることを許した疑惑。さまざまな関係者の思惑が渦巻くなかで、新教皇はカトリック教会を光へと導くことができるのか。英国のバチカン専門家で社会派のジャーナリストが、多角的なインタビューも含めて、教皇庁の内幕や世界情勢、アルゼンチンの国内政治を丹念に取材し、新教皇の半生と現在、今後に待ち受ける試練をドキュメント・タッチで描く。