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・15日の教皇-小児科病棟を訪問、16日に退院予定

ローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコが、医師団の判断により、16日(金)の午前中に退院することが発表された。
教皇は、7日に同病院で腹壁瘢痕ヘルニアのための手術を受け、その後、回復に向け入院生活をおくられていた。
バチカンのブルーニ広報局長は、15日午後1時の声明で、「医師団によれば、教皇は前晩もよく休まれ、順調に回復されており、血液検査の結果も基準値内となっている」とし、14日の夕食を担当スタッフらと共にとられ、15日午前は感謝のしるしとして、医師や看護師をはじめ、手術の全スタッフとお会いになり、さらにジェメッリ総合病院の母体であるサクロ・クオーレ・カトリック大学関係者や、同病院の責任者らとの出会いを持たれた。
15日はさらに、同病院の小児腫瘍科・小児神経外科病棟を訪問され、小さな患者たちおよび保護者らと交流、人々にロザリオと本を贈られた。そして、「薬だけでなく、優しさと人間性をもって人々の苦しみを和らげてくれている」医療スタッフたちに感謝の言葉を述べられた。
(編集「カトリック・あい」)
・14日の教皇ー術後の経過順調、数日以内に退院へ

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
・一致して危機への対応を世界に呼びかける教皇のメッセージを宇宙から発信ー人工衛星「Spei Satelles (希望の守護者)」が軌道に
・13日の教皇-入院7日目、祈り、執務、そしてリハビリ
(2023.6.13 バチカン放送)
教皇フランシスコは、ローマのジェメッリ総合病院での腹部の手術と入院から7日目となる13日、休息やリハビリテーション、執務や祈りのうちに過ごされている。
バチカンのブルーニ広報局長の同日昼過ぎの発表によると、教皇は、前晩もよくお休みになった。血液検査は正常値で、呼吸理学療法を続けておられる。13日午前中を、執務上の作業を行ったり、文書に目を通されたりして過ごされた。昼食前、病室に付属する礼拝堂で祈りの時間を持たれ、聖体を受けられた。
(編集「カトリック・あい」)
・12日の教皇—医師団は「術後の回復が順調に進んでいる」
(2023.6.12 バチカン放送)
教皇フランシスコのローマのジェメッリ総合病院での入院生活は、6月12日で6日目に入った。
バチカン広報局のブルーニ局長が12日正午過ぎに、医師団の報告として発表したところによると、教皇は医療計画に沿って、術後の状態は順調な経過を続けている。教皇は普通に食事をとられるようになり、同日朝、聖体拝領された後、仕事のために時間を費やされた。
(編集「カトリック・あい」)
・11日の教皇、病室付属の礼拝堂で「キリストの聖体の主日」の正午の祈り、医療スタッフと昼食

(2023.6.11 バチカン放送)
教皇フランシスコは11日の「キリストの聖体」の主日)、入院先のジェメッリ病院の病室付属の礼拝堂で正午祈りを私的な形で唱えられた。
11日(日)で入院5日目を迎えられた教皇について、バチカンのブルーニ広報局長は同日午後、「教皇の術後の経過は順調」とし、医師団の報告によると、教皇は発熱もなく、脈拍、血圧ともに安定している。呼吸理学療法を受け、ベッドから離れての運動も続けられている。
同日午前に、教皇はテレビでミサの中継をご覧になり、聖体を受けられ、病室に付属する礼拝堂で、正午の祈りをを唱えられた。この後、病室で、担当の医師や、看護師、護衛官たちと昼食を召し上がった。
さらに、ブルーニ広報局長の同夜の報告では、教皇は午後、いくらか歩かれ、休息と祈りの時間をはさみながら、数時間、職務を果たされた。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇の術後の経過は順調、日曜正午の祈りは私的に、18日までは予定を入れず

ローマのジェメッリ病院に入院中の教皇フランシスコの容態について、担当医が10日午後、記者会見し、教皇は術後、順調に回復を続けられているが、慎重を期して、キリストの聖体の主日となる11日の正午の祈りは、聖ペトロ広場の会衆と共にではなく、私的な形で唱えられることを明らかにした。
10日午後の記者会見は、バチカン広報局のマッテオ・ブルーニ局長と、教皇の担当医で執刀医であるセルジョ・アルフィエーリ教授によって行われた。
アルフィエーリ教授は、「教皇の術後の経過は順調であり、臨床的所見、各種検査結果も良好です」と説明。11日の正午の祈りについては、「教皇は術後まだ間も無く、腹部に負担をかけないことが大切です。教皇は医師団の助言を受け入れられ、日曜日のお告げの祈りは私的に唱えることを決意されました」と述べた。
また、教授は、2021年7月に教皇が手術・入院された際は、教皇は正午の祈りを公に唱えられているが、「当時は、手術から一週間以上経過していたのに対し、今回はまだ術後、数日しか経っていません」と状況の違いを説明した。
さらに、「教皇は気分的にも良い状態を保っておられ、考え方も若々しく、この先のすべての予定を考慮に入れた上で、今この時期に手術を受けることを決断されました」と語った。
また、教皇の退院の日時などについての記者団の質問に対し、教授は「まだ決まっていません。退院後、検査の多くはバチカンでできるが、それ以上の検査が必要な時は同病院に戻ることもありえます」と答えた。なお、ブルーニ広報局長は、教皇の謁見等は、現在の段階では、「6月18日の日曜日までは予定を入れることを中断することにしている」と説明した。
(編集「カトリック・あい」)
・「教皇は、順調な術後回復を続けておられる」と医師団ー祈りと職務、感謝の言葉を自身のツイッターで

・教皇、8日は終日安静、術後の経過は良好ー多くの激励メッセージに感謝

(2023.6.8 バチカン放送)
教皇フランシスコは、ローマのジェメッリ総合病院での手術から1日経った8日、終日、安静のうちに過ごされた。
同日夕会見したバチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長によると、教皇の担当医師団の情報として、教皇の食事は流動食となっているが、血圧や呼吸などは安定し、順調に回復に向かっている、という。
また、典礼暦で「キリストの聖体」の祭日にあたるこの日、教皇は午後に聖体を拝領された。
教皇のもとには多くの激励のメッセージが届いており、感謝の気持ちを示されている。
その中で、特に今年3月、ジェメッリ病院の小児腫瘍科・小児神経外科病棟を訪問した際、洗礼を授けられたミゲル・アンヘル君の家族から贈られた見舞いのポスターに感動され、短い電話を通して、彼の母親に感謝を述べられた。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇、手術から一夜明け経過良好―病院前には世界中から取材記者

(2023. 6.8 Vatican News)
バチカン広報局は8日朝、前日の開腹手術と腹壁形成手術後の教皇フランシスコの健康状態について最新情報を提供した。
マッテオ・ブルーニ広報局長は記者団への声明で、「教皇の術後の経過を観察している医師団の報告によると、教皇は静かな夜を過ごされ、休息をとられた… 全体的な状態は良好で、意識もはっきりされており、自力で呼吸されている」と説明。
さらに、「定期的な経過観察・検査の結果は良好。術後は丸一日必要な休息をとる予定」とし、「教皇は、この数時間に届いた親密さと愛情のメッセージに感謝の意を表明すると同時に、祈り続けてくれるよう求められた」と教皇の意向を伝えた。
教皇への親密さと早期回復を願うメッセージが世界中から続々と寄せられている。
医師団によると、標準的な予防措置として、教皇は5~7日間入院が必要で、バチカン広報局は「教皇の謁見は6月18日まで停止する」と発表している。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
・教皇、腹壁瘢痕ヘルニア手術を無事終了、術後の経過も良好

教皇フランシスコは7日午後、ローマ市内のアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で手術を受けられ、手術は無事終了した。
この手術について、バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長と執刀医のセルジョ・アルフィエーリ教授が同日夜、記者会見。
ブルーニ広報局長は、「教皇が同日午後の早い時間帯に、予定されていた外科手術を同病院の医療科学部、および消化器外科、内分泌代謝内科の責任者、セルジョ・アルフィエーリ教授によって受けた」と述べ、アルフィエーリ教授は、「今回の手術は、教皇が一昨年に受けた開腹手術時の傷跡に一致して生じた腹壁瘢痕ヘルニアに対処するためのもの。教皇は、ここ数か月、この腹壁瘢痕ヘルニアを原因とする閉塞に近い症状から、腹痛が増していた」と説明した。
同教授は、さらに今回の手術の技術的な説明をした後、「手術と全身麻酔は合併症もなく、滞りなく行われ、教皇はこの手術に良好に反応した」とし、「術後に目覚められた教皇の意識はしっかりしており、『三度目の手術はいつですか』と冗談をおしゃるほど」だった。これに対して、教授は「無理をしないように、また当面は重い物などを持たないように」とアドバイスをしたという。
なお、ブルーニ広報局長は、「教皇は多くの人から届けられた寄り添いと祈りのメッセージに感謝しておられます」と語った。
(編集「カトリック・あい)
・教皇フランシスコが6月8日に「平和のために1分間の祈り」を世界のすべての人に呼び掛け

教皇フランシスコは7日の水曜恒例の一般謁見で、翌8日に1分間の平和への祈りを捧げるよう、世界のすべての人に呼び掛けられた。
国際カトリック・アクション・フォーラムが、宗教、人種を越えた世界のすべての人に、「6月8日に、それぞれの国の現地時間午後1時に、1分間立ち止まり、平和を祈るように、家族や友人、学校や職場にも広げて欲しい」と求めているのに。応えられたもの。
教皇は、特に人々がロシアの理不尽な軍事侵略で苦しみ続けているあるウクライナをはじめ、全世界で起きている戦争に終止符を打つために祈ろう、とアピールされた。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇、腹部手術のためローマ市内の病院に入院—数日の予定

教皇は入院を控えた7日朝、水曜恒例の一般謁見。幼子イエスの聖テレジアをテーマに「使徒的熱意について」の連続講話を続けられ、彼女の聖遺物を崇敬された後、「幼子イエスの聖テレジアがイエスを愛したように、イエスを愛する恵みを、彼女がしたように私たちの試練と悲しみをイエスに捧げてイエスを知る恵みを求めよう」と信徒たちに呼び掛けられた。
*ジェメッリ病院入院は3回目
教皇がジェメッリ病院に入院するのはこれで3回目。 前回は3月に気管支炎の治療のため、4日間入院され、4月1日に退院された。その前は、2021年7月4日に、症候性結腸憩室狭窄症のため腹部手術を受けた。 手術は全身麻酔下で行われたが(教皇によれば、これにより多少の不快感があった)、当時84歳だった教皇の健康状態は全体的に良好だった。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
・純益は前年比1.65倍、総資産は28億ユーロ(4200億円)にーバチカン銀行が2022年度年次報告

(2023.6.6 Vatican News)
2022年に背示廃止された配当の分配
バチカンの資金の運用・管理を行う宗教事業協会(IOR、通称”バチカン銀行)が6日、年次報告書を発表した。
それによると、2022年度の純利益は2960万ユーロ(約44億4000万円)と前年比1.65倍増加、 利益の指標となる純金利マージンは + 3.7% 、 純手数料マージンは + 20.9% となった。
年次報告の発表と共に出された声明は「宗教事業協会(IOR)は、IAS-IFRS国際会計基準に従って作成された2022年の財務諸表を含む年次報告書を発行する」とし、「財務諸表は監査人マザース・イタリア社から明確な意見を受け取り、2023年4月25日にIOR監督委員会によって全会一致で承認され、規程の規定に従って枢機卿委員会に送られた。枢機卿委員会は、財務諸表の健全性を考慮し、IORの資本要件を考慮して利益の分配を決定した」と説明。
またIORが「長期にわたって成長目標を維持できる」ことを保証するため、監督委員会は枢機卿委員会に対し「2022年に指示された配当の分配における慎重な方針」を維持するよう勧告した。
そして、この方針は「米国と欧州における最近の銀行危機と、IORの特定の状況を考慮して長期的にIORの健全性を保つために強化された」と述べたうえで、理事会は2022年の利益に関して、枢機卿委員会に520万ユーロ(約7億8000万円の配当を提案した、としている。
配当の内訳は、 教皇フランシスコの宗教的な活動に300万ユーロ、 枢機卿委員会の慈善活動に200万ユーロ、IORの長が調整する慈善活動に対して 20万 ユーロ。
枢機卿委員会の委員長であるサントス・アブリル・イ・カステリョ枢機卿は、年次報告書の序文の中で、「権限の乱用に対して正義を求めるIORによる法的な措置の第一段階は2022年に終了し、法的措置としてIORは相当額を回収し、過去においてIORのイメージを損なった者たちに対して決着をつける意思を確かなものにした」と言明。2014年以前にIORから不法に持ち出された総額1722万9882ユーロ(約25億8000万円)が長期にわたる法的措置によって回収された、としている。
また、IOR事務局長のジャン・フランコ・マミ氏は報告書の中で、2022年12月31日時点でのIORの総資産は28億ユーロ(4200億円)に達した、とし、「銀行セクターの不確実性が高まっている今の世界の状況の中で、IORはその高い資本堅固性と堅固な流動性で傑出している。世界の金融機関が共有する健全性を測る基準を大きく上回り、最も堅固な金融機関の1つとなっている」と強調。
「IORの金融機関としての活動範囲は、顧客のニーズに適切に対応するために拡大されたが、それは、対顧客サービスのデジタル化への投資を進め、革新的なプラットフォームとソフトウェアの活用で可能になった」と説明し、「IORは、教会に奉仕する世界で唯一の金融機関であり、カトリック倫理との一貫性の原則に基づいて活動している。最大限の利益を追求するという(一般の民間金融機関の)原則を避けつつ、 国際的な金融機関の基準を守り、ベストプラクティスを追求していく」と述べている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
IOR の 2022 年度の年次報告書の全文は、IOR のウェブサイトの Annual Report 2022 で閲覧できる。