「若い司祭たちを『空きを埋める要員』と考えてはならない」

教皇フランシスコ、南イタリアの若い司祭らと、2016年12月

(2017.6.1  バチカン放送)教皇フランシスコは、6月1日、教皇庁聖職者省の関係者とお会いになった。聖職者省が定例総会の機会にバチカンで教皇との出会いの機会を作ったものだ。

 教皇は、魅力的であると同時に多くが要求される司祭職の道について話され、「司祭召命の魅力と、そのために要求される努力を考える時、教皇は特に叙階されたばかりの司祭の喜びと重圧、情熱と不安を推し量り、彼らに寄添う必要があります」と強調された。

 「表面的、脆い、流されやすい」などのレッテルを若い聖職者たちに貼ることは適当ではありません」と釘を刺しつつ、「若者たちは未来に眼差しを向け、世の中をより良くしたいと望み、連帯・正義・平和などの理想のために人生を賭ける力を持るのです」と指摘。若い司祭たちの育成で、「主がどのように若者たちを召され、彼らに信頼を置き、宣教に送り出すかを、御言葉の中から学ばなければなりません」と訴え、「あなたたちは主から選ばれ、主から愛されています。神は皆さんを父の優しさをもって見つめ、あなたがたの心を燃え立たせた後で、決して皆さんの歩みを迷わせることはありません」と若い司祭たちを励ますように望まれた。

 さらに、彼らにとって「自分たちを励ましてくれる主任司祭や司教との出会いは非常に大切」と強調し、「司教たちも、彼らに対し、『空いた場所を埋める要員』としてだけ期待するようなことがあってはなりません」と注意され、「「たとえ司祭不足で困っていても、『空きを埋めるためなら誰でも良い』という考えを持たないように」と司教たちに注意を促し、若い人一人ひとりの召命を深く吟味する必要を説かれた。

 そして、「若い司祭を孤立させず、寄り添うことの重要性」を強調され、「司教の『父としての寄り添い』なしに、教区を治め、司祭を育て聖化することは不可能です」と確信をもって語られた。

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2017年6月2日