
教皇フランシスコ、少年少女たちとの集いで、6月2日、バチカン・パウロ6世ホール – REUTERS
(2017.6.2 バチカン放送)教皇フランシスコは6月2日、バチカンのパウロ6世ホールに集まったイタリア全国のカトリックの少年少女、保護者、指導者、およそ6千人と交流された。
この集いは、キリスト教教育体験「カヴァリエーリ」に参加する人たちによるもので、教皇は、彼らの声に耳を傾け、そして直接語りかけた。
ある少女は、「次の新学期に中学から高校に進むのですが、仲の良い友人たちと離れるのが怖い、新しい環境にいる自分を想像できない」と不安を訴えた。
これに対して、教皇は「人生は、出会いと別れの連続です。出会いと別れを繰り返しながら、人は成長していくのです」と前置きされ、「もし、より良い形で別れることを学ぶことができないと、新しい人たちとの出会いも学ぶことができないでしょう。今の同級生たちと会ったり、話したりすることがあっても、皆、いつまでも同じではありません。でも、新しい仲間たちがあなたを待っています」。
さらに、「これは一つの挑戦です。何かを置き去る代わりに、新しいことに出会うのです。私たちは人生の中でこの歩みに慣れなければなりません」「人が成長を拒む時、その前には塀がそびえています。塀の向こうに何があるか知ることはできません。でも、あなたが外に出て、野原に行った、としましょう。何が見えますか。すべてが見えますね。地平線が見えるのです。私たちは人生を見る時、常に遠くを、地の彼方を見つめなければなりません」と諭された。
また、別の少女の「世の中を少しでも変えるために、私たちは、何ができるでしょう」との問いに教皇は「手を開くこと、心を開くことです」と答え、たとえ話を使って説明された。
「あなたが飴を二つ持っている、としましょう。そこに友達がやって来たらどうしますか。多くの人は『彼に一つあげて、自分が一つ食べる』と言うでしょう。でも、『ポケットに隠しておいて、友達がいなくなってから、一人で全部食べよう』と言う人もいますね」「先の『分かち合う』は良い態度です。もう一つの『全部自分が』は自己中心的な態度です。その時、手はどうなっていますか。閉じています。世の中を変えるために『閉じた手』ではなく、『開いた手』が必要です」。
さらに、「手は心の状態を表します『閉じた心』ではいけません。世の中を変えるには、『心を開く』ことから始めなければなりません」
そして、この出会いを通して、教皇は少年少女たちに「寛大な心をもって分かち合うこと、相手に耳を傾けること、自分にひどいことをした人のためにも祈ること」を強調し、「開いた心で前に進んでいくように」と励まされた。