無原罪の聖母の大祝日:「マリアの眼差し、心、手と足を私たちに」 

  「無原罪の聖マリア」の大祝日を迎えた12月8日、教皇フランシスコはローマ市内のスペイン広場で、無原罪の聖母像に祈りと花を捧げられた。夕刻、スペイン広場に到着された教皇は、無原罪の聖母像を見上げつつ、「われらが母、無原罪のマリアよ、あなたの祝い日に、私はあなたに託されたすべての子らと共にあなたのもとを訪れます。ローマの街と全世界の人々を祝福し、守ってください」と祈られた。

 特に、見捨てられ、身寄りがなく、搾取される恐れのある子どもたち、内外に多くの問題を抱えて苦しむ家族、不当な環境で働く労働者、また失業者たちを聖母の保護に託された。さらに、聖母のように、人々や物事を尊重を持って見つめる眼差し、人を私心なく見返りを求めず愛する心、貧しい人々や病者、疎外された人々に優しさをもって寄添う手、人生を迷い助けを必要とする人々に会いに行くための足を私たちに、と汚れなきマリアに願われた。

 祈りに次いで、大きく盛られた白バラに、バチカンの国旗色である白と黄色のリボンをかけた花かごが、教皇の祝別を受け、聖母像の足元に運ばれた。この日は、イタリアの国民祝日ということもあり、教皇の献花式には市民や観光客が大勢詰めかけた。教皇は式の後、最前列のお年寄りや病者たち一人ひとりに祝福を与えられ、人々に挨拶しながら広場を後にされた。そして、ローマ4大バシリカの一つである聖マリア大聖堂を訪問。パオリーナ礼拝堂の「サルス・ポプリ・ロマーニ(ローマ市民の救い)」の聖母画の前で祈りの時を持たれ、聖母に捧げる伝統行事を終えられた。

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2016年12月10日