灰の水曜日「無気力、他人への無関心、人生を矮小化する考えに、ノーと言う時」

(2017 .3.2 バチカン放送)教皇フランシスコは、3月1日、ローマ市内の聖サビーナ教会で「灰の水曜日」の典礼をとり行われ、回心と償いをもって復活祭に向けて歩む期間、「四旬節」が始まった。この日の夕方、聖アンセルモ教会から聖職者や修道者、信者らと共に宗教行列を行われた教皇は、聖サビーナ教会でミサを捧げられ、説教で「今日から始まるこの恵みの時にあたり、私たちの眼差しを神のいつくしみに向け、御父の憐れみ深い心に帰るように」と呼びかけられた。

 そして教皇は、四旬節を「私たちを押し潰し、神の子としての尊厳にふさわしくない者にしてしまうすべての物事に対する、神のいつくしみの勝利の道」「隷属から解放へ、苦しみから喜びへ、死から命への道」であると話され、四旬節は「私たちの精神を窒息させる、無気力、他人への無関心、人生を矮小化する考えにノーと言う時」「私たちに命を吹き込み、塵である私たちを人間に変える、神の息吹に心を開く時」だ、と強調された。

 

「四旬節」は、公生活に入る前のキリストが荒野で40日間の断食を行ったことを思い起こし、復活祭までの主日(日曜日)を除く40日間、悔悛し、祈り、断食や節制、施しや愛徳の実践を通して、キリストの復活の記念によりよい形で与る準備をする期間。特に洗礼志願者たちの準備の時であり、同時にすべての信者にとって、自らが洗礼を受けた時の思いを新たにする機会となる。儀式に使用される灰は、死と悔い改めの象徴でああり、前年の「枝の主日」(復活祭直前の日曜日)に祝福されたオリーブや棕櫚の枝を燃やしたもので、司祭はそれを聖水で祝別し、「あなたはちりであり、ちりに帰る」(創世記3,19)、あるいは「回心して福音を信じなさい」(マルコ1,15)という言葉と共に、信者の額に灰で十字のしるしをする。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年3月3日