(2017.5.29 バチカン放送)主の昇天の祝日の28日、教皇は正午レジナ・チェリの祈りにあたって26日にエジプト、22にイギリスのマンチェスターで起こったテロ事件に触れ、犠牲者たちの冥福を祈るとともに、テロ行為を厳しく非難、テロリストたちに心からの回心を求められた。
「兄弟姉妹の皆さん、エジプトおよびイギリスでの卑劣なテロ行為の犠牲者たちのために私は大変心痛めています。冥福を祈るとともに、ご家族の皆さんに心からの祈りをもって寄り添いたいと思います。そして、テロリストたちに声を大にして叫びたい。『人間的な心を取り戻し、回心せよ』と。
エジプトでのイスラム・テロの犠牲者コプト教徒たちの中には子供たちも多くいました。巡礼地に祈りに行く途中だったのです。皆、キリストへの信仰を捨てることを強要されたが、それを拒否し、キリストへの信仰のために殺害されました。まさしく信仰の証人たち、殉教者です。主が、その永遠の平安の中に受け入れてくださいますように。そして全能の神が、テロリストたちの心を回心へと導いてくださいますように。
イギリスのマンチェスターでも多くの若者たちがコンサートの最中、恐ろしいテロ行為の犠牲となりました。彼らの冥福を祈るとともに、家族や友人たちの傍に私はとどまります。
今日は復活祭から40日目の主の昇天を祝います。キリストの受難と復活という大きな出来事を体験した後も、使徒たちの中には、まだ疑いを抱く者たちがいたと福音書は伝えています。
キリストは天の御父のもとに昇る前に、彼らに重大な使命を託します。『全世界に行ってキリストの福音を述べ伝える』という使命です。その実現のために、キリストはさらにより大きな保証も弟子たちに与えます。昇天後、肉眼では見えなくなったキリストは信じるすべての人々とともに、世の終わりまでとどまることを約束します。
このキリストの現存、『いつも私たちとともにいてくださる』という事実、その確信がいかなる状況の中にあるキリスト者にとっても、大きな支えであり、力です。そして同時に困難における慰め、弱さにおける力なのです」