
(2025.11.2 Vatican News )
教皇レオ14世は2日、「死者の日」の正午の祈りに続く説教で、内戦で殺りくが続くスーダンにおける即時停戦と人道回廊の設置を訴え、国際的な行動と犠牲者への祈りを呼びかけられた。また、先週の大統領選挙後の衝突で数百人の死者を出したタンザニアにおける平和と対話も求められた。
説教で教皇は、「深い悲しみをもって、スーダン、特に苦難に満ちた北ダルフール地域のエル・ファーシェル市から届く悲劇的なニュースを聞いています」とされ、「女性や子供に対する無差別な暴力、非武装の民間人への攻撃、人道支援活動への深刻な妨害が起きています。これらは既に長期間の紛争で疲弊した住民に耐え難い苦痛をもたらしている」と強く批判された。
教皇のスーダンにおける継続的な暴力、特に北ダルフール州エル・ファッシャー市での襲撃への言及は、民兵組織が民間人に対して重大な残虐行為を行っているとされる同市の包囲を受けてのものだ。
教皇は信者に対して「主が亡き者を迎え入れ、苦しむ者を支え、責任者の心に触れてくださるよう祈りましょう」と呼びかけ、責任ある当事者に「停戦と人道回廊の即時開設を緊急に要請する」と訴えられ、世界の指導者、国際機関に対して、「断固たる決意と寛大さをもって介入し、援助に尽力する者たちを支援するように」と求められた。
*タンザニアの混乱
教皇はまた、先週の大統領選挙後の抗議行動で多くの死者が出ているタンザニアに目を向けられ、「選挙の後、衝突が発生し、多くの犠牲者が出ているタンザニアのためにも祈りましょう」と呼びかけるとともに、関係者全員に「あらゆる形態の暴力を避け、対話の道を進むように」と求められた。
先週水曜日にタンザニアで行われた大統領選挙では、主要な対立候補が選挙から排除され、サミア・スフル・ハッサン大統領が 98% の得票率で当選と宣言されたことを受け、3 日間にわたる激しい抗議行動が引き起こされた。数百人が死亡したと報じられている。