☩教皇、復活徹夜祭ミサを主宰ー「分裂と死をもたらす罪に対し、神は人々を結びつけ、命を回復させる愛の力をもって応えてくださる」

Pope Leo celebrates the Easter vigilPope Leo celebrates the Easter vigil  (@VATICAN MEDIA)
(2026.4.5  Vatican News    Joseph Tulloch) 

 教皇レオ14世は4日の聖ペトロ大聖堂での復活徹夜祭のミサ説教で、善と悪、そして再生について語られ、「分裂と死をもたらす罪の硬さに対し、神は、人々を結びつけ、命を回復させる愛の力をもって応えてくださる」と強調された。

 説教で教皇は古代の賛美の歌を引用され、主の復活は「憎しみを追い払い、調和を育み、強者を打ち倒す」と指摘。主の復活の物語の核心はイエスの死からの復活にあるが、「今宵の聖なる神秘は……何世紀にもわたって広がっています」と述べられた。

*救いの歴史に共通するテーマは「命を回復させる神の愛の力」

 

 ミサで朗読された9つの聖書の箇所について、教皇は、「神による世界の創造から、イスラエル人のエジプト脱出、そして聖パウロによるキリストの復活についての考察に至るまで、『和解と恵みの道』のいくつかの段階を垣間見ることができます」とされ、「救いの歴史におけるこれらすべての瞬間の共通するテーマは、分裂と死をもたらす罪の硬さに対して、神が、結びつけ、命を回復させる愛の力をもって応えることです」と語られた。

*二人のマリアが目撃したのは、愛は死を超越するという事実だ

 続いて教皇は、マタイによる福音書に記されているキリストの復活について考察された。二人のマリアがイエスの墓を訪れたとき、地震が起こり、入り口を塞いでいた石が転がり落ちた。教皇は、二人の女性が目撃したのは、「いかなる悪の力よりも強い、神の愛の力です」とされ、「人間は肉体を殺すことはできても、愛の神の命は永遠の命であり、それは死を超越し、いかなる墓も閉じ込めることはできないのです」と説かれた。

*不信、恐怖、利己心、恨み、そして戦争、不正、孤立に”麻痺”してはならない

 

 そして説教の最後に教皇は「今日なお、開かれるべき墓」について言及。「それには、不信、恐怖、利己心、恨みに加え、戦争、不正、そして人々や国家の孤立が含まれます。そのような課題に直面しても”麻痺”してはなりません」と信者たちに忠告。「私たちより先に逝った聖人たちの献身に倣い、『調和と平和』という復活の賜物が、世界中で、いつでも、どこでも、成長し、花開くようにする必要があります」と訴えられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2026年4月5日