(2023.10. 29 Vatican News Francesca Merlo)
教皇フランシスコは29日の正午の祈りで、聖地、特に人道的大惨事が起きているガザ地区での戦闘の終結と、ハマスに拘束されている人質の解放を強く求められた。
教皇は聖ペトロ広場に集まったすべての人に、イスラエルとパレスチナの悲惨な状況にある人々のために、そして速やかな戦闘停止を祈り続けるよう、呼びかけ、として、人道支援のためのガザ地区への立ち入りをを認めること、人質全員を解放することを、関係国の指導者たちに訴えられた。
ガザ地区の状況はここ数日間激化を続けている。 ハマスがイスラエルに多くの死傷者を出す攻撃を行って以来、双方の武力行使で7200人以上の死者が確認されている。イスラエル軍は同地区への地上侵攻を始めているが、教皇は 「兄弟たちよ、やめてください。火を止めなさい。戦争はいつも敗北です。いつもです」と訴えられ、 「誰もがすべての武器を手放す希望を決して諦めませんように」と願われた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)