
(2025.9.23 Vatican News)
教皇レオ14世は21日、ローマ郊外で開かれた国際悪魔祓い司祭協会(AIE)第15回総会の参加者に感謝のメッセージを送られ、「に」と促された。
この会議には全世界から約300人の司祭とエクソシスト補佐が出席。メッセージで教皇は、悪魔祓い司祭の職務が「繊細」でありながら「最も必要不可欠」であることを指摘。
司祭たちに「解放と慰めの職務としてこれを実践し、真に悪霊に取りつかれた信徒に、祈りとキリストの実効的な臨在の呼びかけによって伴走し、主がサタンに対する勝利を授けてくださるように」と励まされた。
会議では傾聴と省察の時間が設けられ、AIE会長でブルノ教区のカノン法学者兼悪魔祓い司祭であるカレル・オルリタ神父が説明したように、悪魔祓い奉仕の重要性が「苦しむ兄弟姉妹への教会の愛の具体的なしるし」として再確認された。
聖体祭儀における説教で、典礼秘跡省長官のアーサー・ローチ枢機卿は、「悪魔によって苦しむ者たちへの伴走の意義」に焦点を当て、「彼らの苦しみはキリストご自身の苦しみに参与するもの」と指摘した。
*参考書籍紹介*
「エクソシストは語る エクソシズムの真実」 田中 昇著 集英社インターナショナル刊
―悪魔の存在を否定した時点で、すでに悪魔は勝利を収めている—
日本唯一のエクソシストであるカトリック東京大司教区司祭が、実際のエクソシズムの儀式の体験談、祓魔師エクソシストの実態、悪魔について語る。悪魔祓いを行うエクソシズムはホラー映画の人気の題材だが、実はカトリック教会の伝統的な儀式である。日本にもローマ教皇庁で正式にエクソシズムを学び、実際のエクソシストとして国内でエクソシズムを執行した神父がいる。そう、「悪魔は実在する」のだ。
《第一部 エクソシストは語る》
映画やマンガに描かれる「悪魔」や「エクソシスト」はどこまで真実なのか……すべて答えます!
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私が執行した悪魔祓いの儀式
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その人が口にした「悪魔の名前」
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悪魔憑きの識別要件●悪魔に名前を聞く理由
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ポルターガイストは存在するか
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悪魔祓いにおける聖水、聖香油、塩
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聖ベネディクトのメダイ
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儀式書はなぜ、四〇〇年ぶりに改訂されたのか
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ローマで出会ったエクソシストたち
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エクソシズムの歴史と詳細
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悪魔とはいかなる存在か
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エクソシストは悪魔に憑かれるのか
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悪魔に憑かれやすい人とは
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エクソシズムで祓われた悪魔はどこへ行くのかetc.
《第二部 エクソシストの召命》
ごく普通の少年は、いかにしてエクソシストになったのか?
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キリスト教との出会い ●復活徹夜祭での洗礼 ●洗礼を受けたらお墓はどうなるのか?
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カトリック信者の五つの掟神学校、そしてローマ留学
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教皇庁立大学エクソシスト養成講座
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エクソシストへの任命etc.
≪著者略歴≫ 田中 昇 (たなか のぼる) =カトリック東京大司教区司祭。上智大学神学部・同大学院ならびに南山大学人文学部キリスト教学科非常勤講師、日本カトリック神学院講師。国際エクソシスト協会会員。特定行政書士。1976年、埼玉県出身。2001年、早稲田大学大学院理工学研究科修了(工学修士)。10年、日本カトリック神学院を卒業し、東京教区司祭として叙階される。14年、ローマ教皇庁立ウルバノ大学にて教会法学教授資格(教会法学修士号)を取得、東京管区教会裁判所裁判官となる。23年より、カトリック豊島教会主任司祭。『カトリック教会の祓魔式』(『南山神学』46号)、『カトリック教会は刷新できるか』(教友社)など著訳作多数。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)