☩「短絡的な考えを捨て、動き回れ、リスクを冒せ」若者たちとの会見で

Pope Francis greets a participant in the eventPope Francis greets a participant in the event  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)
 教皇フランシスコは12日、イタリアのToniolo Young Professional Associationが主催するイベントに参加した人々と会見され、参加者たちに、「人生は、管理されるものではなく、与えられるもの。動き回り、リスクを冒す。そして、驚きの感覚を決して失わないように」と語られた。
 会見での挨拶で 教皇は、「一部の人が『短絡的な考え』(pensiero breve)と呼ぶもの」に対して警告することで話始められ、 「短絡的な考えは、わずかな文字で構成され、すぐに燃え上がります。 それは上や前を見据えるのではなく、今ここだけに注目する考え… 歴史を振り返ることのない考えです」と指摘。
 さらに、思考の短絡化は、「人生と世界の複雑さに向き合わず、他者や社会の利益ではなく、自分自身の目先の利益を追求するあまり、物事を一般化して批判し、単純化で現実を歪曲につながります」 と注意された。
 では、どうすれば「短絡的な考え」に対抗できるのか? 教皇は、「動き回る」「リスクを冒す」「驚く」という3つの対抗策を提案された。
  そして、参加した若者たちに、「夢はありますか?」 「あなたの考えや心に動きはありませんか?」「じっとしていませんか?」「すでに”引退”した若者になっていませんか? 」と問いかけられ、「留まることのない夢を見るのを忘れないようにしましょう」と勧められた。
 さらに教皇は「リスクを恐れてはなりません… リスクを冒してください、リスクを冒してください… あなたがリスクを冒さなければ、誰がどうするのですか?」と彼らを励まされた。
 あいさつの最後に、教皇は「短絡的な考え」の対極にあるものとして「驚くこと」を勧められ、 「自問してみましょう-『自分は、驚く能力を失ってしまったのだろうか?』」とされ、 「若者が驚く能力を失い、驚きを失ったとき、”引退”した若者になっているのです」と注意された。
 そして、「命は管理されるべきではなく、与えられるべきもの」とされ、 「あなたを魅了する探求、心からの祈り、あなたを揺さぶる探求、他の人に与える1ページ、実現したい夢、報いられない人々への愛のしぐさ…これが、世界を作られた神のなさり方、報いを求めない神のなさり方、『持つために、する』『稼ぐために、働く』という論理からあなたを解放する神のなさり方なのです」と強調された。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2024年1月13日