☩「憎しみと暴力は決して正当化されない」‐「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に

(2024.1.27 Vatican News  Francesca Merlo)
 国連「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」の27日、教皇フランシスコはメッセージを出され、憎悪と暴力を非難し、平和な未来を築く上でこの日を追悼することの重要性を強調された。VATICAN HOLOCAUST REMEMBRANCE DAY
 メッセージで教皇は、「憎しみの論理は決して正当化されません」とされ、「注意してください。この死、皆殺し、残虐な行為がどのようにして始まったのかに」と語られた。
 そして、「追悼することは人間性の表現。文明のしるしです。平和と友愛のより良い未来のための条件です」 と追悼することの意義を強調された。
 教皇は、この日公開されたX(旧Twitter)への投稿で、次のように書かれている。
 「 前世紀に行われた何百万ものユダヤ人と他の宗教の人々の恐ろしい大虐殺を追悼し、非難することが、『憎しみと暴力が決して正当化され得ないのだ』ということを、忘れないようにしてくれますように。そのような行為は、私たちの人間性そのものを否定するものだからです」。
 また教皇は24日の水曜恒例の一般謁見で、27日のに記念される「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」の重要性について、「何百万ものユダヤ人や他の信仰を持つ人々のこの恐ろしい大虐殺を追悼し、非難することは、憎しみと暴力の論理が私たち自身の人間性を否定するものであり、決して正当化できないことを、誰もが忘れないように」と世界のすべての人に求められている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

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2024年1月28日