(2024.2.4 バチカン放送)
教皇フランシスコは4日の正午の祈りの集いで、10日に東アジアや世界各地で旧暦の正月(春節)を迎える多くの人々に向け、お祝いの言葉を述べられた。
教皇は人々に心のこもった挨拶をおくりながら、「この旧正月を愛情の絆と思いやりを体験する機会とすることで、すべての人々がかけがえのない尊厳において認められ受け入れられる、連帯と兄弟愛あふれる社会の構築に貢献することができるように」と願われた。
また、教皇はすべての人に神の祝福を祈ると共に、「今日、世界の様々な場所で危険にさらされ、世界が大いに渇望する平和のために祈ってほしい」と求められた。
そして、「平和は一部の人の責任ではなく、全人類の責任です」と述べた教皇は、「憐れみの態度と勇気をもって、平和を作り出すために皆で力を合わせましょう」と呼び掛け、「ウクライナ、パレスチナ、イスラエルをはじめ、戦争に苦しむ人々のために祈り続けるように」と促された。
(編集「カトリック・あい」)