Pope Leo XIV appeals for Venezuela on Sunday (@Vatican Media)
トランプ米政権が3日、ベネズエラを米軍特殊部隊によって攻撃し、マドゥロ大統領を逮捕、米国に連行したことに、米国内からも批判の声が上がっている。
教皇レオ14世は4日の正午の祈りで、こうした事態に強い懸念を表明。ベネズエラ国民の利益が優先され、法の支配が守られ、全ての人々の人権と市民権が尊重されるよう訴えられた。
教皇は、「最愛のベネズエラ国民の利益が他のあらゆる考慮事項に優先し、私たちは暴力を克服し、正義と平和の道を歩むよう導かねばなりません」と言明。
「国家主権を守り、憲法に定められた法の支配を確保し、一人ひとりと全ての人々の人権・市民権を尊重し、困難な経済状況で苦しむ最も貧しい人々への特別な配慮をもって、協力と安定と調和に満ちた平穏な未来を共に築く努力をすべです」 と強調。
聖ペトロ広場に集まった人々に、「ベネズエラ国民のために祈るよう二」と呼びかけ、自らも祈りを捧げると約束された。またベネズエラ全土の人々を、この国の守護聖人であるコロモトの聖母、聖ホセ・グレゴリオ・エルナンデス、聖カルメン・レンディレスの取り次ぎに委ねられた。
最後に教皇は、「平和の神への信仰を持ち続けましょう。戦争によって苦しむ人々と共に祈り、連帯しましょう」と世界の人々に呼びかけられた。
ベネズエラ司教協議会は4日、声明を発表。「教会は、国民と共にある」とし、「私たちの国が今、経験している事態を踏まえ、神が全てのベネズエラの人々に平静と知恵と力を与えてくださるように祈りましょう。負傷者と犠牲者の家族に連帯を示し、国民の結束のために祈りを続けましょう。神の民に対し、我々の心と社会における平和への希望と熱心な祈りをより強く生き、あらゆる暴力を拒絶しましょう」と信者、国民に呼びかけた。
そして、「私たちの手が出会いと相互扶助に向けられ、下される決断が常に国民の利益のためであるように」と祈った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)