☩「反ユダヤ主義の暴力はもうたくさんだ!」-教皇、キリスト降誕の場面の前で、シドニーでの襲撃事件の犠牲者を悼む

(2025.12.15 Vatican News   Christopher Wells)Pope Leo XIV holds an audience in the Paul VI Hall with donors of the St. Peter's Square Christmas tree and Nativity scene

    バチカンの聖ペトロ広場で15日夜、クリスマスツリーとキリスト降誕の場面の点灯式が行われたが、それに先立って寄贈者たちと会見された教皇レオ14世は、「これらは、信仰と希望の象徴。主が私たちの中に平和と兄弟愛の賜物を新たにしてくださるよう願い求めましょう」と促された。

 また、戦争や暴力によって苦しむ人々、特に前日の14日に豪州シドニーのユダヤ人コミュニティを襲ったテロ攻撃の犠牲者たちのために共に祈るよう呼びかけられ、「こうした反ユダヤ主義的な暴力はこれ以上許されない!私たちは心から、憎しみを排除しなければなりません」と訴えられた。

謙虚さと愛の神秘

 教皇の発言は、サンピエトロ広場にクリスマスツリーとキリスト降誕の場面を寄贈したコミュニティの代表者たち、および月曜日に行われた謁見が行われたパウロ6世ホールに設置されたキリスト降誕の情景の設置者たちとの会見中になされた。

 聖ペトロ広場に設置されたキリスト降誕の場面(ナポリ郊外のノチェーラ・インフェリオーレ=サルノ教区提供)は、「世界中から訪れる巡礼者たちに、神が人類に近づき、私たちの一人となり、幼子という小ささをもって私たちの歴史に入られることを思い起こさせるでしょう」と教皇は語られ、「ベツレヘムの馬小屋の貧しさの中で、私たちは謙遜と愛の神秘を仰ぎ見ます。それが私たちに、自らを再発見し、神との交わりに入るよう招いているのです」と説かれた。

生命と希望のしるし

 聖ペトロ広場にあるキリスト降誕の場面の傍らに立つ高さ25メートルのノルウェートウヒを寄贈したイタリア北部の「美しい土地」ボルツァーノの代表者たちにあいさつされた教皇は、クリスマスツリーが「生命のしるしであり、冬の寒さの中でも決して失われない希望を呼び起こします。同時にその灯りは、イエス・キリストを象徴しています。世の光である方は、罪の闇を追い払い、我らの道を照らすために来られたのです」と語られた。

 

受胎の瞬間からの生命保護への訴え

 教皇はさらに、パウロ6世ホールに設置されたキリスト降誕のシーンを寄贈したコスタリカ代表団に謝意を示した。この作品はコスタリカ人芸術家による「ナシミエント・ガウディウム(喜びの誕生)」と題されたものである。このシーンは2万8000本のリボンで飾られており、それぞれがカトリック組織による祈りと支援によって中絶から救われた生命を表している。教皇は、平和のクリスマスメッセージに「受胎の瞬間からの生命保護」の訴えを加えた芸術家に感謝された。

 

幼子キリストの優しさが我々の生活を照らすように

 

 最後に、教皇はバチカン職員に対し、クリスマスシーズンに向けてバチカン内外の空間を装飾する献身的な取り組みに感謝の意を表された後、「幼子イエスの慈しみが私たちの生活を照らすように。そして神の愛が、常緑樹の枝のように、我々の内に生き生きと留まるように」と祈られた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2025年12月16日