教皇レオ14世のバチカン・聖ペトロ広場での2025年6月25日の一般謁見 (@Vatican Media)
(2025.6.25 バチカン放送)
教皇レオ14世は25日、水曜恒例一般謁見で、22日シリアの首都ダマスカスのギリシャ正教会で起きた自爆テロに言及、犠牲者ために祈り、中東のキリスト教徒にご自身と全教会の連帯を示された。
攻撃の対象となったマール・エリアス教会では、事件当時、約300人がミサに参加しており、爆発により少なくとも30人が亡くなり、負傷者はおよそ60人に上っている。
このテロ攻撃を「卑劣」なものと非難された教皇は、犠牲者を神の憐れみに託すと共に、遺族と負傷者のために祈られ、「中東のキリスト教徒の皆さんにお伝えしたい。私は皆さんのそばにいます。全教会は皆さんに寄り添っています」と連帯を表明された。
この悲劇的な出来事は、「長年、紛争と不安定な状況が続いた後に、今なお残るシリアの深刻な脆弱さを示すもの… シリアに対し国際社会が関心を持ち続け、平和と和解のための連帯と新たな取り組みを通して、支援を提供し続けることができるように」と願われた。
また教皇は、「イラン、イスラエル、パレスチナでの状況の展開を注意と希望をもって見守り続けよう」と呼びかけられた。
さらに、「『国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うを学ぶことはない』というイザヤ預言者の言葉(イザヤ書2章4節=「聖書協会・共同訳})がこれまでにない切迫をもって響いています」とされ、「いと高き神からのこの声に、耳を傾けるように」と呼びかけられた。
そして、「ここ数日の流血の行為によって引き裂かれた傷跡を癒し、横暴や復讐のあらゆる論理をはねのけ、対話と外交による平和の道を決然と選び取るように」と関係する指導者たちに訴えられた。
(編集「カトリック・あい」)