☩「仏教徒とカトリック教徒が相互理解を深め、世界平和の証し人に」

 

(2018.5.16)教皇フランシスコが16日、バチカンで、タイの仏教僧侶代表団と会見された。会見で教皇は、代表団からバンコクのワット・ポー寺院の僧侶たちが現代語に翻訳した聖典を贈られたに対し、「これは、あなた方の寛大さと、私たちが何年もの間、分かち合ってきた友好、数多くの小さな歩みからなる旅の、目に見えるしるしです。交流の歴史の中で、とくに思い浮かぶのは福者・パウロ六世とソムディ・プラ・ワナラタナ閣下の会見です」と謝意を述べられた。

 そして、「仏教徒とカトリック教徒がこれからもますます関係を深めるのが、私の心からの願いです。これからも、互いに理解を深め、互いの素晴らしい霊的な伝統に敬意を払い、世界に対して、正義、平和、そして人間の尊厳の擁護をともに証しすることを希望します」と強い願望を示し、「今回の会合への感謝を込めて、皆さんに、喜びと平和の神の祝福がありますように」と祈られた。

 (バチカンの公式発表文を「カトリック・あい」が翻訳)

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2018年5月17日