(2025.8.2 Vatican News Joseph Tulloch)
バチカンとローマで開催中の聖年行事、「青年の祝祭」で2日夜、ローマ郊外のトル・ヴェルガタに約100万人の若者たちが集まり、祈りの徹夜祭が行われた。教皇レオは巡礼者と共に祈り捧げられ、聖歌、聖書朗読、聖体拝領がされた。
祈りの徹夜祭のハイライトは、教皇が、若者3人による「友情」「人生の選択」「イエスとの出会い」についての質問に、スペイン語、イタリア語、英語で答えられたことだった。
最初の質問は、メキシコの23歳のドゥルセ・マリアから。オンラインによる人との繋がりが「一時的でしばしば幻のようなもの」になる中で、「真の友情と真の愛を見出し、真の希望へと導くためにはどうすればよいでしょうか」と尋ねた。
教皇は、「ソーシャルメディアは、対話の非凡な機会を提供しますが、その一方で、私たちを眠らせ、消費主義への依存に陥らせる可能性があります」と指摘。「友情は神に根ざす場合にのみ、真に持続可能です」とされ、聖アウグスティヌスの言葉を引用して「友人に神を愛する者が、真にその友を愛する者なのです」と説かれた。
2つ目の質問は、イタリアの19歳、ガイアから。「多くの若者を麻痺させ、重要な人生の選択を妨げる『不確実性の雰囲気』」について尋ねた。
教皇は、人生の重要な選択は「何かを選ぶことではなく、自分自身が何になりたいかを決めることです」と強調された。
最後の質問は、米国の20歳のウィルから。「どのようにしてイエスを真に出会うことができるのでしょうか」「試練や不確実性の真っ只中にあっても、イエスの存在を確信することができますか」と尋ねた。
教皇は、イエスに出会い、存在を確信するために、「自分の生き方を振り返る」「正義を求める」「貧しい者を助ける」「聖体の中にいるキリストを崇拝する」の三つを勧められた。
教皇は、これら3人とのやり取りの中で、この「青年の祝祭」に参加する途上で亡くなった2人の若い女性—スペインの20歳のマリアとエジプトの18歳のパスカレ—についても言及され、「希望の巡礼者である彼らと共に祈りましょう。彼らの家族、友人、そしてコミュニティのために祈りましょう。復活されたイエスが、彼らをその王国の平和と喜びの中に迎え入れてくださいますように」と祈られた。
その後、約1時間にわたる聖体礼拝が、フランス語、英語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語、ラテン語での聖歌と祈り伴われて行われ、徹夜祭 は終了した。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)