☩「ミャンマー、ウクライナ、パレスチナとイスラエル… 和平は可能。決して戦争に身を委ねてはならない!」19日正午の祈りで

(2023.11.19 Vatican News  Linda Bordoni)

 教皇フランシスコは19日の主日の正午の祈りの後で、改めて、ミャンマー、ウクライナ、パレスチナとイスラエルで被害に遭っている人たちのために祈るよう、世界の信者たちに求められ、「和平は可能。それには善意が必要です。戦争に身を委ねないようにしましょう!」と訴えられた。

 教皇は、すでに何度も表明されている「平和を実現することは可能」という自身の信念を繰り返され、「常に」という言葉を3回繰り返しながら、「戦争は常に、常に、常に敗北です。利益を得るのは、(兵器の製造、取引に関わる)者だけです」と強く批判

 まず具体的に、ミャンマーの惨状を挙げ、軍事政権と少数民族の武装組織の戦闘激化が、民間人を巻き込む形で、様々な町村に広がっている現状を強く悲しまれながら、「暴力と弾圧に苦しみ続けているミャンマーの人々に寄り添い、彼らが落胆せず、常に主の助けを信頼できるように」と祈られた。また、ロシアによるウクライナ軍事侵攻、イスラエルとハマスの戦闘で苦しみ続けている人々を忘れることなく、彼らのために祈るように、信者たちに求め、「苦悩するウクライナ、そしてパレスチナとイスラエルの人々のために祈り続けましょう」と呼び掛けられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二) 

 

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2023年11月19日