(2025.10.11 Crux Senior Correspondent Elise Ann Allen)
教皇フランシスコは10日、「奉献生活の聖年」記念に世界中から集まった男女の修道生活者たちと会見され、「希望の証人」となるよう呼びかけるとともに、教皇フランシスコの治世の主要テーマである「シノダリティ(共働性)」の道を歩み続けるよう促された。
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教皇は会見で、「現代の教会にとって重要なテーマである『シノダリティ(共働性)』について深く考え、私たちが皆、そこに向かって歩む道に忠実であり続けるよう励まします」と挨拶。
そして、1964年のパウロ6世教皇の演説を引用し、「いかに信仰と愛と行いの豊かさの中で、この家庭的な対話を楽しみたいことか!いかに深く親密なものにしたいことか!いかに教義的・霊的遺産におけるあらゆる真理、徳、現実に対して敏感でありたいことか!いかに真摯で感動的な霊性をもってしたいことか!いかに現代世界の多様な声を集めたいことか!」と語られ、これこそ、今日の宗教者が担うべき『家庭内対話』の姿であり、「特に自らの個人的な生活様式と多様な構成員を通じて実現されるべきもの」と強調された。
教皇の「シノダリティ(共働性)」に関するこの発言は、前任者の教皇職における基幹テーマに対するレオ14世流の解釈であり、アルゼンチン出身のフランシスコ教皇と共に埋もれると思われていたこのテーマへの言及だった。
シノダリティは教皇フランシスコの治世を象徴する概念となり、2021年から2024年にかけて進められた”シノドスの道”の取り組みと、その頂点としての2023、2024両年に二回にわたって開催された「シノダリティ(共働性)」に関する世界代表司教会議司教(シノドス)は、カトリック教会の内部力学と現代世界における役割に関する教皇の全体像を凝縮した、教皇フランシスコの在位期間の業績の集大成と見なされている。
教皇レオ14世は、教皇に選出された日の夜、聖ペトロ大聖堂のバルコニーから信徒に向けて「私たちはシノダリティ(共働性)を実践する教会でありたい。前進する教会でありたい。常に平和を求め、常に慈愛を求め、何よりも苦しむ人々に寄り添う教会でありたい」と述べられた。
この短い言葉の中に、教皇は平和構築を最優先課題とする姿勢と、社会的慈善活動における司牧的直感を示しており、この理念は9日発表された使徒的勧告『Dilexi te)』—教会の貧しい人々への配慮に関する文書—でさらに展開された。
この使徒的勧告は、教皇フランシスコによって策定が始められ、レオ14世によって完成された。レオ14世が教皇就任から5か月の間に発表したのは、本質への忠実さ、その深い教会的ルーツへの配慮、そして実施方法における柔軟性を伴いながら、前任者のシノダリティ(共働性)の遺産を自らのものとして継承していく強い意志の表明を意図したものだ。
修道生活者たちへの説教で、教皇は彼らに”シノドスの道”を歩み続けるよう促すだけでなく、困難な時代にあって「希望の証人」となるよう呼びかけたのである。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)